「Stratos Card」という見慣れないカードの案内がメールで届いた。「興味を持ってくれてありがとう」とのメッセージがあるので、興味を持っていることになっているらしいのだが、まったく覚えがない。
過去のブログを振り返ってみたら、あった。「複数のクレジットカードが1枚になる」というProteanの「Echo」というカード。名称を「Stratos Card」に変更したそうだ。事前に登録すると10%安く入手できるというので、とりあえず登録しておいたものだ。
登録したのは2012年8月のこと。すっかり忘れていたが、それから2年半も経ってやっと始動したようだ。
財布の中に何枚も入っているカードが1枚になるとは、どういう仕組みなのか、本当にオリジナルのカードと同じように使えるのか、大変興味深い。試しに使ってみようと思う。
申し込みは簡単だ。StratosのWebサイトでまずカードの色を5種類の中から選ぶ。
次にメンバーシップの期間を選ぶ。会費は1年で95ドル、2年だと少し割引きされて145ドル。ここで手が止まった。
一時金だと思っていた費用は毎年かかるものだった。事前に登録していてもいなくても同じ金額のようだ。これはがっかりだ。
事前に登録すると10%安くなるという約束は守ってほしかった。できれば事前に登録していると1年間は会費を無料にしてほしかった。
メンバーになるといくつか特典があるようだがあまり魅力的なものはなさそうだ。複数のカードを1枚にまとめるためにこんなにコストがかかるなら、まとめようという気にならない。
提供側の立場とすれば、他に収入を得る手段がないのだろうが、この年会費は大きなハードルだ。このビジネスモデルが成功するのかどうか、温かく見守りたい。