NFCではAT&TのCMが最多


「NFC」といってもアメリカのフットボールリーグの話。リーグはAFCとNFCがあり、両者のトップ同士が2月初めに戦うのがスーパーボウルだ。1月22日の日曜日はNFCのトップを決めるリーグ決勝戦だった。サンフランシスコ・フォーティナイナーズ対ニューヨーク・ジャイアンツの試合。決戦の舞台はサンフランシスコ空港に近いキャンドルスティックパーク。

NFL公式ページより

アメリカではほとんどの人がテレビを見る(だろう)から、この4時間位の間のCM効果は大きい。通信関係ではどんなCMがどれだけ流れるかを注目して観てみた。

一番多かったのがAT&TのCMで5回。次いでVerizonの3回。MetroPCSが2回。Sprintは1回。T-Mobileはゼロ(ただし、SamsungのCMでGalaxy SIIにT-Mobileの名前が表示されていたので、それを入れると1回)。他にはGoogle、Microsoft、Comcastがそれぞれ1回ずつ。

内容的には、AT&TとVerizonの4G LTEの宣伝が目立った。CMが流れた順序と内容は以下のとおり。

1. MetroPCS(Androidスマホがデータ無制限で大手キャリアの半値以下)
2. Verizon(4G LTE対応のLG Spectrumを買おうか、スターウォーズのR2-D2を買おうか迷う)
3.  Google(chrome)
4. AT&T(4G LTEの速さを訴求。”Stay a step ahead with 4G LTE”)
5. AT&T(4G LTEの速さを訴求。Galaxy SII Skyrocketを宣伝)
6. Sprint(iPhoneをデータ無制限で使えるのはSprintだけ)
7. AT&T(iPhoneはAT&Tだけが3倍速い)
8. Microsoft(bing)
9. Comcast(Xfinity Triple Playが月額99ドル)
10. MetroPCS(みんながMetroPCSに向かって動いている)
11. AT&T(高速インターネットが月額14.95ドル)
12. Verizon(4G LTE対応のGalaxy NexusでSNSが整理できる)
13. Samsung/T-Mobile(iPhoneに対抗、手袋をしてもGalaxy SIIは音声でテキストが送れる)
14. Verizon(4G LTE対応のLG Spectrumを買おうか、スターウォーズのR2-D2を買おうか迷う)
15. AT&T (携帯同士はかけ放題)

まったく同じCMはVerizon(2と14)だけ。AT&Tは5回も流して全部違うCMだというのが興味深い。

ところで、試合の方はサンフランシスコが惜しいところで負けてしまった。がっかり。スーパーボウルを観る気がしなくなった。

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