Appleがサンフランシスコで開催したイベントで新しいMacBookを発表したが、これには裏切られたとの声が多い。
新しいMacBookはMacBook ProとMacBook Airの中間的存在。画面サイズは12インチなのに、11インチのMacBook Airよりも薄くて軽い。Macのノートブックの中では最もコンパクトな機種だ。

この新機種の特徴のひとつに、電源や外部装置をつなぐポート(USB-C)が1つしかないというのがある。電源コードをつないでしまうと他のものがつなげない。
これには失望したとの声が多いとTcchCrunchが伝えている。ノートパソコンというよりはタブレットに近い。キーボードがついてOS Xで動くiPadだと思うしかない。
同じような失望の声は、2008年に初めてMacBook Airが登場したときにもあった。突然CD-ROMドライブがなくなり、Ethernetポートもなくなったからだ。
その当時は不便だと思ったが、いつのまにかそれに慣れてしまっている自分がいた。今ではCD-ROMもEthernetもめっきり使わなくなってしまった。
今度の1ポートもそのうち慣れるのだろうか。今のところ、慣れるような気がしない。少なくともしばらくは失望感が消えそうもない。
不満の理由は他にもある。このUSB-Cポートに既存の周辺装置をつなげられるようにするためのアダプタが高価すぎると、Android Centralが指摘している。

外部ディスプレイに接続できるアダプタが79ドルもする。同じ値段でVerizonのプリペイドケータイ「Moto G」が買える。

電話をかけることもできないし、メールもテキストもできないし、写真を撮ることもできない、ただ変換して接続するだけのアダプタがこんなに高くていいのだろうかと、Android Centralが疑問を投げかけている。同感。