オバマ大統領のスピーチ


オバマ大統領は1月24日に一般教書演説を行った。内容についてはいろいろなメディアで紹介されていると思うので割愛するが、すごかったのは議事堂内でオバマ大統領を迎える歓迎ムードだ。

CNNニュースより

議事堂内にいるのはゲストも多少はいるがほとんどは議員や閣僚で、大統領とはいつも顔を合わせているだろうに。スターを一目見ようとするファンのように目を輝かせ、拍手をし、オバマを迎える。オバマも一人一人に声をかけ、握手やハグやキスをし、笑顔で歓迎に応える。

スピーチの中でも、アメリカの自動車産業は復活した、GMは世界一に返り咲いた、雇用は回復した、過去22か月で300万以上の雇用を創出した、などどと述べると、議場はスタンディングオベーションで盛り上がる。この歓迎ムードは何だろう。オバマの見せ方がうまいということもあるだろうが、それだけではない。

アメリカも病んでいる。迫りつつある深刻な事態を回避するために、やらなければならないことが山ほどある。大統領を中心にしてまとまらなければ何事もうまくいかない。足の引っ張り合いをしている場合ではないのだ。日本も。

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