楽器の概念が変わる

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楽器と言えば、それぞれの種類ごとに音色や形状や鳴らし方がだいたい決まっているが、その概念を覆す新製品が登場した。

Artiphoneの「INSTRUMENT 1」は、見た目はギターのフレット部分のような1本の棒もしくは1枚の板だが、これがギター、ピアノ、バイオリン、ドラムなど、どんな楽器にもなるというから驚きだ。

KickstarterのINSTRTUMENT 1プロジェクトページより
KickstarterのINSTRTUMENT 1プロジェクトページより

いろいろな音色が出る電子楽器は既に出回っているが、いろいろな弾き方、鳴らし方ができるという点がユニークだ。その上、スマホ、タブレット、パソコンなどと接続して多彩なアプリとも連動でき、拡張性もあり今後さらに進化する可能性もある。

ピアノやドラムなどとして使うときは特定の場所を押したり叩いたりすれば特定の音が出るのだろうと想像ができるが、ギターやベースやバイオリンなど、弦がないのにあるかのように弾けるのはどうなっているのか、本当にうまく弾けるのか興味深い。

誰でも簡単に使えるというところもメリットらしい。もうトランペットで音が出るようになるまで10か月かかるとか、バイオリンでいい音が出るまでに何年もかかるとかいう話は過去の遺物になる。『ドラえもん』のしずかちゃんにもお勧めしたい。

超一流のバイオリン奏者が数千万円もするバイオリンを使って奏でるのと同じ音色で、初心者が演奏することも可能になることだろう。そうなると、多大な時間とお金をかけて楽器を習うことに意味があるのか、ということにもなりかねない。

Kickstarterで資金調達を開始したところだが、目標75,000ドルのところ、開始早々に既に10倍の75万ドルを超えた。1台299ドルの枠は既に埋まってしまったが、今なら1台349ドルで入手できる。市販価格は400ドルとなる模様だ。

音楽の世界でそろばんから電卓を飛び越してコンピュータに変わろうとしているかのような動きだ。