T-Mobileが「Un-carrier 9.0」を発表(その2)

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T-Mobileが「アンキャリア」の第9弾(「Un-carrier 9.0」)として、「Un-carrier for Business」と「Un-contract」と「Carrier Freedom」を発表した。

T-Mobileのホームページより
T-Mobileのホームページより

Un-carrier for Business」はビジネス顧客向けの施策だが、他の2つはビジネスにも消費者にも関係する。

Un-contract」は、当初適用した料金を、キャンペーン料金であろうと、以後、値下げすることはあっても値上げすることはないと約束するもの。

当初は安いキャンペーン料金で客を引きつけ、その後一定期間経過後に値上げする(キャンペーンが終了する)というのは通信業界の常識だった。T-Mobileがこの常識を破った。

たとえば、T-Mobileは昨年、4回線・月100ドルで高速データが合計で10GB使えるキャンペーンを実施。この条件は2015年末まで適用されることになっていたが、これが2016年以降もそのまま継続されることになった。

ただし、無制限4G LTEデータについては、少なくとも2年間は値上げしないとの約束に止め、2年経過後は値上げする余地を残した。

Carrier Freedom」は、T-Mobileに乗り換えた場合、端末代金の残債の支払分を1回線につき最大650ドルまで、最大10回線分まで返金するというもの。これは既存端末をT-Mobileに下取りに出して新端末をT-Mobileから購入することが条件となる。

ビジネス顧客で10回線以上になる場合、10回線を超えた分は1回線につき最大100ドルまでの返金となる。

今回の施策はT-Mobileとしては今まで手薄だったビジネス顧客の取り込みを強化することが主眼。まずは中小企業がターゲットだが、VerizonとAT&Tの縄張りだったビジネス顧客市場に「アンキャリア」が殴り込みをかけてきたという意味で、注目すべき出来事だ。