499ドルの電動自転車の結末は

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1台499ドルの電動自転車が、Indiegogoでの資金調達キャンペーンを順調に終えようとしている。

IndiegogoのSondors eBikeプロジェクトページより
IndiegogoのSondors eBikeプロジェクトページより(以下同じ)

この自転車は当初、共同創業者のStorm Sondors氏のファーストネームにちなんで「Storm eBike」と名付けられたが、フロリダ州で「Storm」という電動自転車を販売していたProdeco Technologiesからクレームが出たため、ラストネームにちなんだ「Sondors eBike」に変更された。

資金調達は順調で、目標額が7万5,000ドルのところ、何と500万ドル以上も集まった。

この自転車は低価格なのに高性能というのが特長だ。Indiegogoの支援者は早期枠だと1台499ドルで入手できる。当然ながらこの枠は既に埋まってしまったが、今なら1台649ドルで入手できる。これでも電動自転車としては安い。

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その上高性能だ。モーター出力は350W、最高速度は時速20マイル、1充電あたりの最長走行距離が50マイル、充電時間は90分。

ちなみに、フロリダ州の「Storm」は価格が1台1,300ドル、モーター出力は300W、最高速度は時速18マイル、1充電あたりの最長走行距離が25-35マイル。

他社製品に比べてあまりにも良すぎるので、この価格でこの高性能が本当に実現できるのかと疑問視されるほど。そんなものが実現できるはずがないと言っている専門家もいるそうだ。その疑問を呈したYahooの記事が出てから、詐欺ではないかとの懐疑的な見方も広がった。

しかもクラウドファンディングのIndiegogoは支援者に即課金し、返金には応じない。資金を集めた後、実は詐欺だったり、キャンペーン主催者の気が変わってプロジェクトを中断したとしても、支援者は何の保護も受けられない。

まだ詐欺と決まったわけではないが、このような心配や疑問が多数湧き出ている中で、500万ドル以上もの資金が集まったというのはすごいことだ。

これがもし詐欺だとしたら大きな社会的問題になり、Indiegogoの存在が危ぶまれることにもなりかねない。

これがもし詐欺ではなく、約束どおり自転車が支援者に届けられたら、それはそれで電動自転車業界にとっては常識を覆す大ニュースだ。

どちらにしても大きな出来事になる。その結末が注目される。