ペダルを替えるとスマート自転車に早変わり


今ある自転車をスマートバイクに変えることができる製品は既にいくつか出ているが、ペダルを取り替えるというのは初めてだ。

IndiegogoのConnecte Cycleプロジェクトページより
IndiegogoのConnecte Cycleプロジェクトページより

Connected Cycle」がIndiegogoで資金調達を開始した。目標額は5万ドルのところ、開始から3日で8.8万ドルを超えた。あと28日間も残っている。

自転車がスマートというよりはペダルがスマートなのだが、これに替えるといろいろメリットがあるようだ。

たとえば盗難対策として、駐輪中に移動や振動を感知するとスマホに通知してくれる。もちろんGPSで自転車の位置を特定することもできる。

走行経路や速度や傾斜などの走行履歴や消費カロリーなどのデータを記録することができ、アプリでいつでも表示することができる。

このくらいのことはスマートバイクとしては珍しくないが、特記すべきメリットとしては、電源が不要なこととスマホなしでセルラー回線につながることがある。

必要な電力を自家発電するので、バッテリーが不要で充電する必要もない。スマホのバッテリー消費に影響を与えることもない。

ペダル本体にSIMを内蔵しており、スマホを介さなくてもセルラー回線(GSM/GPRS)につながる。無制限のデータプランが含まれており、追加料金がかかることもない。

価格は左右2個セットで220ドル。Indiegogoの支援者は99ドル(締切済)から169ドルで入手できる。自転車のペダルにしてはやや高い。日本では自転車本体が買える価格だ。

今のところ日本での使用には対応していないが、要望を出せば拡張を検討してもらえるようだ。

ところで、ペダルで自家発電ができるのなら、それで動く電動自転車にしてもらうわけにはいかないだろうか。たとえできたとしても、それは「電動」とは言わないのだろうか。