Verizonの最新CMは選択式問題


Verizonが最近、テレビで「Flipside Stories」というシリーズもののCMを流している。Verizonの携帯を使っているユーザと他社を使っているユーザを対比させて、Verizonの優位性を訴える。

そのシリーズ最新作の「Multiple Choice(選択式問題)」では、Verizonを使っている女性と他社を使っている男性がキャリア選択の難しさを語る。

携帯キャリア各社はそれぞれがさまざまな面で自分のところが優れていると宣伝している。あるキャリアはAが優れていると言い、別のキャリアはBが優れていると言い、さらに別のキャリアはCが優れていると言う。

どれがいいかを選ぶのは難しいという男性に対し、本当にわかりにくくて、変な選択式問題のよう、と言いながらも、「上記のすべて」を選んでいるので問題ないという女性。いいところばかり合わせ持っているのがVerizonというわけだ。

妥協して他社を選んでしまって後悔している男性。最後に「もう一度やり直させてくれないか」と言う。ここでVerizonが伝えているメッセージは「Never Settle(絶対妥協するな)」。

ところで、このCMでは「他社」は特に名指しされてはいないが、二人の後ろには黄色い自転車と、自転車道のマークがあり、両方とも縦に真二つに割られている。

VerizonのCM「Multiple Choice」より
VerizonのCM「Multiple Choice」より

黄色といい、真二つといい、VerizonとAT&Tの請求書を半分にするキャンペーンを展開しているSprintを連想させる。半分にしても役に立たなければ何にもならないというメッセージのように見える。