T-MobileがプリペイドのSIMを無料に


T-MobileがプリペイドのSIMカードを無料にするプロモーションを開始した。6月30日までの期間限定だ。

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通常はポストペイドでもプリペイドでも新規の顧客からは「SIMスターターキット」の名目で15ドルを徴収しているが、これが今ならプリペイドに関しては無料になる。

実はこの料金を無料にしたり割引したりするプロモーションはこれまでもときどきやっていたのだが、地味なのであまり話題にならない。知らないうちにやっていたり、知らないうちに終わっていたりする。

そもそも端末代金とは別にSIMカード代金を徴収するというのは、アンキャリアとしてはいかがなものか。

だいたいのユーザの関心は端末代金とプラン料金なので、後でSIMカード代が別だとわかったときは軽いショックを受ける。

他のキャリアはSIMカード代は徴収しない代わりにアクティベーション料として、VerizonとAT&Tは40ドル、Sprintは36ドルを徴収する。予期せずこれを取られたときはT-Mobile以上のショックを受ける。

ところで、AppleでT-MobileのiPhoneを購入するとSIMカードが無料で付いてくる。Appleで購入すればお得ではないかと思われるが、CNETによると、そのときでもT-MobileはSIMスターターキット代を徴収することがあるらしいので、安心できない。

ときどき無料にするくらいなら、こんなややこしい料金は廃止してすっきりさせたらどうだろうか。T-Mobileの「アンキャリア」施策のネタは尽きない。