AT&Tが2年契約廃止へ動き出した


AT&Tが代理店経由での2年契約の取扱いを廃止する。今後代理店では端末を定価で買うかNextを利用するしかなくなる。

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Droid Lifeによると、AT&Tは6月1日から、販売代理店での2年契約の取扱いを廃止する。以後、代理店で端末を購入する場合は定価で買うかNextの分割払いを利用するしかなくなる。

直営ショップやオンラインではまだ2年契約はできるので、完全に廃止するわけではないが、将来的には廃止を視野に入れているようだ。

2年契約がなくなってもNextで代替できるので大きな影響はないと見られており、Droid Lifeも、2年契約よりNextの方がいいという人が多いだろうとしているが、実は場合によってはNextの方が少し値上がりになるので、利用者にとっては不利になる場合がある。それはぴったり2年間使う場合だ。

たとえば、iPhone 6(16GB、定価649.99ドル、2年契約で199.99ドル)を3GBのデータプラン(月80ドル、定価やNextで月65ドル)で使う場合、2年間のトータルコストは、定価で購入するかNextを利用すると2,210ドルになるのに対し、2年契約では2,120ドルになり、2年契約の方が90ドル安く使えていた。

実際にはこの他に2年契約では一時金(新規だとアクティベーション料、機種変更だとアップグレード料)が40ドルかかるが、Nextではそれが免除されるので、差額は50ドルということになるが、それでもまだ2年契約の方が有利だ。

ぴったり2年間使っていたユーザにとっては残念な動きだ。