Sprintがプリペイドに無期限データ繰越しを導入


Sprintがプリペイドサービスで無期限にデータ繰越しのできる「Monthly Rolling Data」を導入した。Best Buy経由で販売するすべてのプリペイドサービスが対象になる。

Sprintのニュースリリースより
Sprintのプレスキットより

Sprintが現在Best Buy経由で販売しているプリペイドプランは月35ドル、45ドル、55ドルの3種類で、データ上限はそれぞれ1GB、3GB、6GB。このデータの未使用分が1アカウントにつき最大30GBまで無期限で繰り越せる。なお、追加で購入したデータは繰越しできない。

データ繰越しで先行しているT-MobileとAT&Tに比べて、Sprintの方がこんなにメリットがあると言っている。

  • Sprintのデータ繰越しは月35ドルのプランを含むすべてのプリペイドプランが対象だが、AT&TのGoPhone(プリペイド)は月60ドルと45ドルのプランだけが対象だ。T-MobileのSimple Choiceのデータ繰越しは3GB以上のプランでないと適用されない。
  • Sprintのデータ繰越しは30GBまでのデータを期限なしに繰り越せるが、AT&TのGoPhoneのデータ繰越しは30日過ぎると消滅する。T-MobileのSimple Choiceのデータ繰越しは12か月過ぎると消滅する。

Sprintの料金プランはデータ無制限がメインなので、データ繰越しはあまり意味がないとの見方もあったが、Sprintも無制限でないプリペイドから導入に動き出した。

一方、Verizonは業界のリーダーとして、安易に他社に追随するわけにはいかないとのプライドを示していたが、顧客がどんどん奪われている現状で、いつまでもそんなことを言っていられない状況になりつつある。