T-Mobileがカナダとメキシコを米国内扱いに


T-Mobileがカナダとメキシコを米国内扱いにする新プラン「Mobile Without Borders」を発表した。7月15日から開始する。

T-Mobileのホームページより
T-Mobileのホームページより

TmoNewsによれば、この新プランは、カナダにいてもメキシコにいても、米国にいるのとまったく同じように追加料金なしでケータイが使え、米国からカナダやメキシコ宛には追加料金なしで無制限に通話やテキストができる。

Simple Choiceのプリペイドとポストペイドのプランを利用している顧客が対象だ。新規顧客にはこの新しいプランが自動的に適用される。既存顧客はネットや電話やショップでの切替え手続きが必要だ。

現在Simple Choice以外を利用中で、プランを変更したくない顧客は、別途月10ドルを支払えばこの新プランを追加することが可能だ。

AT&Tは最近、多額のお金をかけてメキシコのIusacellとNextel Mexicoを買収し、メキシコと米国をカバーする「North Amercan Mobile Service」という、未だかつてないシームレスな提供エリアを構築すると約束している。

T-Mobileがその機先を制した形だ。しかもAT&Tが手がけていないカナダまでカバーしている。

それほどお金をかけなくても、もっといい内容の施策をもっと早く導入できる。それがアンキャリアのやり方だと豪語している。

ところが、TmoNewsによれば、Simple Choiceでも4回線で月100ドルというプロモーションが適用されている顧客は対象にならないという。

これはあまりアンキャリアらしくないが、そういう顧客にも適用できるもっといいプランを近々発表するらしい。

アンキャリアらしいプランが出てくることを祈る。