Apple Watchユーザの80%がApple Payを利用しているとの調査結果が発表された。
Wristlyの調査結果をTechCrunchが紹介している。それによると、Apple WatchユーザのうちApple Payを使ったことがあるというユーザは80%。
そのうち頻繁に(週1回以上)使っているユーザは78%という高い比率だという。
その上、Apple Watchで初めてApple Payを使った(すなわち、それまではiPhoneでもApple Payを使ったことがなかった)というユーザが19%もいる。

Apple WatchがApple Payの利用促進に貢献していると言える。
一方、Apple WatchのユーザでApple Payを使ったことのないユーザは20%。そのうち、メリットが感じられない、セキュリティが心配、すでに別の方法で支払いのニーズは満たされているとの理由で使っていないのが5%。
残り15%のユーザは、銀行がサポートしていない、どこで使えるのかわからない、セットアップする時間がないなどの理由で使っていないだけなので、今後使う可能性がないとは言えないユーザだ。
すなわち、Apple Watchのユーザの95%がApple Payを既に使っているか、今後使う可能性があるということになる。
注目すべきは、Apple WatchでApple Payを使っているユーザの79%が、Apple Payを使うならiPhoneよりもWatchの方がいいと答えている点だ。
悲観的な見方をすればApple Watchで便利な用途は、今のところモバイル決済くらいしかないと言えないこともない。
それにしても、最近はApple Payで支払いのできるお店が増えている。これをiPhoneで使うのはかなり便利にはなっている。(カードを変更する必要がなければ)アプリを開く必要もなく、スリープ状態のままでも使える。
それでもポケットからiPhoneを取り出して、指紋登録した指をホームボタンに触れながら認証端末に近づけるという操作はやや面倒だ。
Apple Watchならもっと便利にできる。Watchのサイドボタンを2度押しして、(カードを変更する必要がなければ)そのまま認証端末に近づけるだけだ。
しかし欲を言えば(人間の欲望には限りがない)Apple Watchで支払いをする操作もやや面倒だ。
できれば体一つで(たとえば指や顔などで)支払いができるようにしてくれないものだろうか。
「顔パス」が最高だ。