T-Mobileが「タイル」を販売している。「タイル」と言っても床や地面に敷くものではない。探しものを手助けしてくれる「Tile」だ。
Bluetoothの発信器のついた小さなタグで、これをキーホルダや財布など、なくなったら困るものに付けておくと、スマホのアプリを通じて居場所が特定できる。
スマホとタグの距離がBluetoothの届く範囲(30メートル位)でないと探せないが、たまたまTileのアプリをインストールしたスマホを持っている人が近くにいると、その人のスマホとネットを通じてタグの所在地がわかるという機能もあるので、できるだけ多くの人が使うことが望ましい。
タグの価格が1個25ドル程度と、やや高いのがネックだ。できるだけ多くの人に使ってもらえるよう無料で配ればいいのに。
2013年に発表されたときは、バッテリーが1年しか持たず、バッテリーの交換はできないので、毎年新しいものを買い直さないといけなかった。
それから2年で新バージョンが出て、ある程度改良されたようだ。バッテリーが切れたら、わずかな手数料で新品に交換してくれるようになった。それと、スマホからタグを探せるだけでなく、逆にタグからスマホを探すこともできるようにもなった。
ところで、なぜT-Mobileが販売しているのだろうか。特にビジネス上の関係はないようだ。TmoNewsによれば、T-Mobileのジョン・レジャーCEOがTileの大ファンだからのようだ。
レジャーCEOは「あなたが一番忘れやすいものは」というテーマでTwitterでの投稿を呼びかけている。採用された人には50名限定でTileを無料で送ってくれるそうだ。
応募するからにはよほど面白い答えをしないと。Tileはほしいが、面白い答えが浮かばない。