iPhone 6sの販売台数は楽観できないとの見方


AppleはiPhone 6s/6s Plusの販売台数が発売3日間で1,300万台を突破したと発表した。これは楽観できないとの見方もある。

昨年の6/6 Plusの発売3日間の販売台数は1,000万台超と発表されたので、これに比べると30%も増えていて好調のように見えるが、これは楽観できないとする見方をSeeking Alphaが紹介している。

それによると、昨年は中国での販売開始時期が遅れて最初の3日間には含まれていなかった。中国での販売は全体の40%を占めると見られている。

今年は中国を含めてこの数字なので、中国での販売を除くと800万台弱となり、昨年よりも少ないことになる。

Seeking Alphaより
Seeking Alphaより

仮に中国での販売を30%と少なめに見積もったとしても、中国以外での販売は900万台となり、まだ昨年よりも少ないことになる。

そういうわけで、今年の新iPhoneの販売は昨年よりも好調とは言い切れず、楽観視することはできないというもの。

これはもしかしたらそうかもしれないが、そうだと判断するのは早計だ。iPhoneの当初の販売台数は供給不足なので需要を正しく反映していない。

結局はAppleがどれだけ在庫を用意するかによる。在庫が十分に用意できて、バックオーダーがなくなった状態で判断する必要がある。

当面は年末商戦でどんな数字が出てくるかが見ものだ。