FreedomPopのルータで思わぬ損失

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SprintのMVNOのFreedomPopという「完全無料」を売り物にしたサービスで、思わぬ損失を被ってしまった。

ことの発端は、Sprintが11月6日をもってWiMAXサービスを終了することになったこと。これにより今まで持っていた(使っていたわけではなかった)FreedomPopのWiMAX対応ポケットWi-Fiルータが使えなくなることになった。

とは言え、今までもカバレッジが悪くて使おうと思っても使えなかったことが多々あったので、状況はそれほど変わらない。

今後はどうやっても完全に使えなくなるということで、お詫びのしるしとしてFreedomPopからLTE対応のルータを無料で提供するとの申し出があった。

本体は無料だが、アップグレード手数料が一時金で39.99ドルかかるという。結局本体を39.99ドルで買うようなものだが、市場では本体が通常129.99ドル、格安でも45ドルが限度だったので、これはお得と飛びついた。

申し込んでから1週間くらいでポケットWi-Fiルータ「803s」が送られてきた。

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背面のバッテリーと思われる部分が分厚くて結構重い。よく見ると、本体に細かい傷などがあり、どうやら中古再生品のようだが、使用上の支障はなさそうだ。

しかし使う場面があまりない。自宅には固定インターネットとWi-Fiがあり、外出先ではだいたいスマホを使い、外出先で少し落ち着いてパソコンで作業するようなときは公衆Wi-Fiが使える場所を選ぶ。ポケットWi-Fiルータの出る幕はない。

FreedomPopはWebサイトなどで「100%無料」などと謳っているので、使わない分には費用は一切かからないのだろうと、そのまま引き出しにしまい込んでしまった。

それから1か月くらい経った頃、突然、クレジットカードでFreedomPopの料金として19.99ドルが引き落とされた。無料だと思っていたので、これにはびっくり。

慌ててFreedomPopのWebサイトでアカウントの詳細を見てみると、今加入しているのは2GBのプランで、最初の1か月は無料だが、それ以降は月19.99ドルかかると小さく書いてあった。これは見落としていた。

FreedomPopには無料で月500MBまでは使えるプランがあるはずだが、そのプランのことはどこにも書いていない。選択可能なプランの一覧にもこの無料プランは出てこなかった。500MBのプランがあるにはあったが、無料ではなく月3.99ドルかかることになっていた。

変更可能なプランの一覧(FreedomPopのホームページより)
選択可能なプランの一覧(FreedomPopのホームページより)

この機種では無料プランは使えないのか。であれば解約するしかない。契約事項の詳細を調べてみたら、中途解約しても日割りで返金されないとあった。しかたなく次の課金日の直前までは使い(持ち)続けることにした。しかしやはり使う機会はない。

結局、アップグレード手数料と1か月分の使用料で合計59.98ドルも支払うはめになってしまった。こんなはずじゃなかった。

小さな説明書きを見落としたのはこちらの落ち度ではあるが、見落としやすいようにわざと小さな字にしたとしか思えない。課金開始が近づいても通知もくれないとは不親切だ。まんまと落とし穴に落とされてしまった感じだ。

そして、それから約1か月が経過し、次の課金日が近づいてきたので、忘れないうちに解約しておくことにした。

FreedomPopのWebサイトでログインして、解約の方法を探す。当然ながら「解約はこちら」などという親切な案内はない。

サポートページの「よくある質問」の中に、「アカウントを解約するには」という項目があった。やはり解約したい人は多いようだ。

それに対する回答には、FreedomPopのサービスは契約の縛りがないのでいつでも解約できるが、無料プランにダウングレードすることをお勧めするとあった。毎月500MBまでは無料で使えるとあった。

探していたのはこれだ。こんなところにあったとは。なぜ最初から出さない。「ダウングレードはこちら」のリンクからダウングレード手続きに進んだ。「本当にダウングレードするのか」の質問をいくつもくぐり抜けて、やっとダウングレードが完了した。

これで完全無料かというと、まだ安心できない。LTEで500MBなんかすぐに使い切ってしまう。超過したら、1MBにつき0.02ドル。1GB使うと20ドルにもなる。

超過したらおそらく予告もなく自動的に課金される設定になっているのだろう。何とかして自動的に課金されない設定にしておかなければ。

アカウントの「ビリング設定」の中に、「自動トップアップ」という項目があり、案の定、これが「はい」になっていた。「編集」を選んで設定を「いいえ」に変更する。

すると赤い色で警告メッセージが出てびくっとした。「これを『いいえ』にすると、サービスが途中で使えなくなることがある」と。そんなことは知ってるわい。構わず「いいえ」で押し通した。何とか自動課金も回避した。

「完全無料」と謳って安心させておきながら、デフォルトでは有料に設定してあり、あちらこちらに有料になる落とし穴を作っている。しかも落とし穴なので目立たず、注意喚起もしてくれない。

これからは落ちないように、気をつけたい。