AT&Tの傘下に入ったDirecTVが、競合のVerizonなどとまだ提携を続けているが、関係を見直さなくていいのかと気になる。
郵便物の中にDirecTVの宣伝のチラシが入っていた。衛星TVサービス単体のプランが3つ。それに加えて、インターネットと固定電話を組み合わせたバンドルサービスもあると書かれており、提携先としてAT&Tの他にVerizonなども入っている。
DirecTVは衛星TVサービスしか提供していないので、他のサービスとのバンドル提供をするためには、各サービスを提供する事業者と提携するしかなかったが、もうAT&Tの傘下に入ったのだから、これまでの提携関係を見直して、競争相手との提携は解消するなどしても良さそうなものだが。
何だかAT&TとVerizonが提携しているようで、変な感じだ。
もしかしたら古いチラシなのではないかとも思ったが、Verizonのロゴは新しいものが使ってあり、右下には「AT&Tファミリーの一員になった」と書いてあるから、それほど古いものではなさそうだ。
さらにDirecTVはVerizonだけでなく、CenturyLink、Cincinnati Bell、Mediacomなど、他の競争会社との提携も続けているが、これも気になる。
MediacomはケーブルTV事業者だ。ケーブルTVと言えば、DirecTVは長らく「Get Rid of Cable, Upgrade to DirecTV」のキャッチフレーズで、ケーブルTVを契約するととんでもないことになるというCMを打ったりしているのに、提携したりしていいのだろうか。
ところでDirecTVのCMと言えば、Business Insiderによれば、広告規制当局がDirecTVに対してケーブルTVを貶すような広告は止めるよう命じたらしいが、当局の人も面白いことは認めているらしいので、こちらの方は続けさせてやってはどうか。
