OTTビデオストリーミングサービスが普及率でケーブルTVに追いついたとする調査結果をClearleapが発表した。
FierceCableによれば、7月に18才以上の消費者1,111人を対象にアンケート調査を実施したもの。
調査結果によると、現在ケーブルTVに加入している人は78.85%なのに対し、OTTビデオストリーミングサービスを現在使っているか過去に使ったことがある人は71.37%と、かなり迫っているが、まだ追いついてはいない。
ストリーミングサービスの内訳は、Netflixが83.47%で圧倒的に多く、Amazonが38.23%、Huluが22.37%と続く。
現在ケーブルTVサービスに加入している人のうち、約半数となる47.57%が解約を考えている。その理由としては、料金が高い(34.14%)、サービスが悪い(7.52%)、視聴する暇がない(2.55%)など。
ストリーミングサービスに加入したのでケーブルTVを解約するという人は3.36%と、そう多くはない。消費者はストリーミングサービスをケーブルTVの代替サービスとはみなしていないことを物語る。
ストリーミングサービスに現在加入している人のうち62.76%が、サービスを気に入っており解約しないと答えている。さらに11.73%は自分のアカウントでないので解約しないと答えている。ログイン情報の共有は珍しくないことがわかる。
ストリーミングサービスに加入しているが一度も使っていないという人が8.16%もいる。これはAmazon Primeのように送料無料など別の目的で加入したものと思われる。
年齢別では18-29才のグループでは、ストリーミングサービスを現在使っているか過去に使ったことがあるのが84.93%、現在使っているのは70.32%。
同年代でケーブルTVに現在加入しているか過去に加入したことのある人は73.52%、現在加入しているのは64.41%。
ちなみに30才以上の人でケーブルTVに現在加入しているか過去に加入したことがあるのは91.33%と、若者との差が顕著だ。
若者に関してはすでにストリーミングがケーブルTVに追いついているどころか追い越している状態だ。
どうりでVerizonがgo90で「ミレニアル、ミレニアル」と騒いでいるわけだ。