AT&Tが無制限プランを値上げ


AT&Tがデータ無制限プランを値上げする。

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9To5Macによれば、AT&Tは2016年2月からデータ無制限プランを5ドル値上げして、月35ドルにする。これは昔からのデータ無制限プランを未だに使っている顧客が対象なので、大半の人には関係ない話だが。

最近、米国の携帯キャリアの間では、データ無制限プランの値上げが流行っている。

Sprintは10月16日に60ドルから70ドルに、10ドル値上げした。これは無制限の音声とテキストを含む。

T-Mobileは11月15日に80ドルから95ドルに、15ドル値上げした。これも無制限の音声とテキストを含む。

Verizonも11月15日に29.99ドルから49.99ドルに、20ドル値上げした。だたし、これはデータ部分のみで、音声とテキスト部分は別途必要。

それに比べたら、AT&Tの30ドルから35ドルに、5ドル値上げ、というのは可愛いものだ。このくらいの値上げではデータ無制限の特権を手放そうという顧客はあまりいないのではないか。

FierceWirelessによれば、AT&Tのデータ無制限プランを使っている顧客は9月末現在で600万件弱。もし全員がデータ無制限を手放さないとすると、値上げにより年間3億5,000万ドル程度の増収が期待できる。

なお、AT&TもVerizonと同様、これはデータ部分のみで、音声とテキストの部分は別途必要となる。ちなみに音声は月間の分数にもよるが、450分の場合で39.99ドル、テキストは無制限で20ドル。この場合、合計で今までは月89.99ドルだったのが、2月からは月94.99ドルとなり、T-Mobile と並ぶことになる。

T-Mobileにデータ無制限顧客を奪われないように、値上げ幅を5ドルで抑えたと見ることもできる。