AT&Tが2年契約を廃止


AT&Tが1月8日に2年契約と端末補助金を全面的に廃止する。

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まだ正式発表はしていないようだが、その旨の社内文書をEngadgetが入手して紹介している。

AT&Tは2015年6月に代理店経由の販売で2年契約・端末補助金を廃止したが、オンラインや直営ショップではまだ継続していた。

1月8日からはオンラインや直営ショップでも、新規顧客はもちろん既存顧客も端末を定価で買うか分割払いの「Next」を利用するしかなくなる。

スマホだけでなくベーシックフォンやQMD(Quick Messaging Device:スマホでないキーボード付ケータイ)も対象となる。

タブレットやウエアラブル端末は対象になるとは書いていない。企業向けのスマホ等も対象になるとは書いていない。(どちらも対象にならないと明確に書いているわけでもない。)

2年契約・端末補助金の廃止はT-Mobileが2013年3月に他社に先駆けて実施した。Verizonが追随して2015年8月に新規顧客向けに実施。Sprintは2015年末までに実施する意向を示していたが、今のところ実施していない。

Verizonの場合は新規顧客のみが対象で、既存顧客については2年契約のまま継続・更新ができるが、AT&Tはそれもできないという点で徹底の度合いが大きい。

T-Mobileが「アンキャリア」としてスタートした措置が、とうとう業界標準になった。