サンフランシスコ最大のタクシー会社「Yellow Cab」が存亡の機に立たされている。
Yellow Cabはサンフランシスコでは一番よく見かけるタクシーだ。
San Francisco Examinerによると、Yellow Cabは12月10日にメンバー(出資者・組合員)に出したレターの中で、1か月以内に破産法第11条申請をする意向を明らかにした。
UberやLyftなどのライドシェアリング型サービスに利用者を奪われたばかりか、ドライバーまで奪われ、収入が激減しているという。
その上、優秀なドライバーがいなくなったので、多少問題のあるドライバーでも雇わざるをえない状況となり、その結果、事故なども増え、賠償金が重くのしかかっているそうだ。
破産法第11条は日本でいう民事再生法なので、今後再建できる可能性もあるし、組合員のドライバーも今のところは営業を継続できる。
ただし厳しい状況を乗り切ることのできる打開策がないと将来はない。