VerizonのカラフルボールCMに対し、T-MobileとSprintがそれぞれ対抗CMで物申した。
Verizonのカラフルボールを使ったCMに対し、T-Mobileがポップアップの書き込みを入れてイチャモンをつけたが、それだけでは足りず、対抗CMまで作ってしまった。
タイトルは「The rest of the story.」昔ラジオのFENで聴いたポール・ハーベイの同名の番組が思い出される。「語られなかった真実」といった意味合いだ。
T-MobileはVerizonがカラフルボールのCMで語らなかった真実を明らかにする。
最初に赤いボールがチョロっと流れる。
その後、ピンクのボールが大量に流れる。他のトラックにまで溢れて、全部のトラックがピンクのボールで埋め尽くされる。
Verizonが語らなかった真実とは、過去2年間にVerizonが4G LTEのカバレッジを拡大したのは人口にして500万人分だけ。それに対し、T-Mobileは1億人分もカバレッジを拡大したこと。
今やT-Mobileのカバー人口は3億400万人となり、Verizonのカバー人口3億800万人とほとんど変わらない状況になっていること。
さらに、T-Mobileの「Extended Range LTE」は今までよりも届く距離が2倍に伸び、ビルの中には4倍も深く入り込むようになり、今や全米最速の4G LTEネットワークになったことだ。
このCM合戦にSprintも参戦した。
タイトルは「Nice try Verizon.」 Verizonの努力を称えているように見えるが、実は「失敗だったね」と言っているようなもの。
SprintのCMでは、4色の大きいボールが同時にスタートする。
黄色いボールが一番早くゴールに到達する。
Nielsenが実施したネットワーク速度調査で、SprintのLTE Plusが最速だったとの結果をもとにしているようだ。
またもや、どのキャリアも「ウチが最速」と言い出した。