家電店や大手スーパーなどでApple Watchを値下げする動きが活発化してきた。
Engadgetによると、家電店のBest BuyがApple Watchを100ドル引きで販売している。

大手スーパーのTargetも、Apple Watchを買ったお店で使える100ドルのクーポンを発行することで実質的に100ドル引きで販売する。
B&Hも20種類のApple Watchを100ドル引きで販売していると、BGRが伝えている。
次期モデルが発表される直前に既存モデルが値下げされる例は多いが、TechCrunchは、3月のイベントでAppleが次期Watchを発表する可能性は低いとしている。
ではこの時期に代理店を通じてWatchの値下げを実施したAppleの狙いは何かと言うと、スマートウォッチの市場シェアを一気に拡大してしまおうというものだ。
今Watchを購入すれば、2年以内に新しいWatchに買い換える可能性も高くなる。バージョンアップの余地もふんだんにあり、これから新規に購入しようというユーザの層も厚いし、利益率も高い。
さらにWatchの販売が拡大すればiPhoneの顧客のつなぎ止めにもなる。WatchはiPhoneとしか連動しないので、Watchを購入した顧客はiPhoneも使い続けることが期待できる。
なお、Appleの直営ショップではまだWatchを定価で販売している。高級品なのだから安易に値下げはしないとの姿勢も維持している。
その同じ品物が100ドル引きで買えるというなら、販売店に足を運びたくもなる。
願わくば、もう少し値下げを!