単機能のタイプライターが見直されるのか

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単機能ながらスマートなタイプライターがKickstarterでの資金調達を経て販売開始となった。

Freewriteのホームページより
Freewriteのホームページより

TechCrunchが紹介する「Freewrite」は、昔懐かしい感じのタイプライターだが、Wi-Fiやクラウドといった最新の機能が付いている。

作成した文書はプレーンテキストで保存でき、特に保存の操作をしなくても自動的に本体やクラウドに保存される。

メカニカルキーボードに電子ペーパーを使った6インチの画面。バッテリーの持ちが良く、4-6週間も充電なしで使える。

便利で使いやすそうではあるが、所詮文書作成しかできない単機能の端末。スマホ、タブレット、パソコンなど、多機能端末があふれている現代社会に、このようなものが入り込む余地があるのか疑問だ。

しかも、名前には「Free」とあるが、本体は無料ではない。市販価格は1台549ドルと結構な値段だ。今ならキャンペーンで449ドルで購入できるというが、それでも安くはない。

2015年12月に「Hemingwrite」としてKickstarterで資金調達を行った。目標25万ドルのところ、34万ドル以上を集めた。正直言って、意外な好結果だ。

ところで、本体が無料でないとすると、名前に入っている「Free」は何がフリーなのか。Webサイトなどの情報によると、「Distraction Free」とある。邪魔が入らないというのが売り文句だ。

多機能端末は、文書作成中にメールやメッセージが入ってきたり、誰かさんがツイートしましたとか、今日は誰かさんの誕生日ですなど、いろいろな通知が来たりする。その都度、文書作成作業が中断する。それが邪魔になって文書作成に集中できないという問題がある。

それを解決しようというものだ。確かに現代社会は気が散る要素が多すぎる。知らず知らず業務の能率が落ちているかもしれない。

このタイプライターで本当に文書作成の能率が上がるのか。試してみたいが、ちと高い。