Sprintが端末補助金付きの2年契約を復活した。顧客の選択肢を増やすこととしているが、効果は疑問だ。
Sprintは1月に2年契約を廃止したばかりだが、ホームページを見ると端末代金の支払い方法として、リース、24回分割払い、一括払いに加えて2年契約もしっかりと入っている。

FierceWirelessによると、Sprintが2年契約を復活したのは、顧客の要望に応え選択肢を広げるためとのこと。
ところが、2年間のトータル支払額で見ると、2年契約はお得ではない。
例えば、iPhone 6sの16GBモデルを1GBのプランで使うとした場合、2年間のトータルコストは以下のようになる。
(2年契約)$199.99 + $65 x 24 = $1,759.99
(24回分割払い)$67.09 x 24 = $1,610.16
(一括払い)$649.99 + $40 x 24 = $1,609.99
(リースは端末が顧客のものにならないので除外)
2年契約は2年間契約に縛られるわけだから、その分何かメリットがないと割に合わないが、特にメリットが見当たらない。
こんな2年契約を復活してほしいとの顧客の声があるとは思えない。