出前サービスのDoorDashがサービス料を設定


レストランの料理を配達するDoorDashが顧客向けのサービス料を設定した。

iTunesのDoorDashアプリぺージより

レシートには今までなかった「Service Fee」という項目が追加されるので、一見値上げされたように見えるが、TechCrunchによると、これは値上げではなく、今まで隠されていた料金を表面に出しただけだ、とDoorDashが説明しているという。

TechCrunchより
TechCrunchより

DoorDashと提携しているレストランには、DoorDashに手数料を払っているところと払っていないところがあり、払っていないところについては、今までは各メニューの値段にDoorDashが手数料を上乗せしていた。

そのため、DoorDashのメニューはレストランによって、お店で食べるときと同じ値段のものもあれば、高いものもあった。

これをすべてお店で食べるときと同じ値段にして、DoorDashに手数料を払っていないレストランの料理については手数料の項目を追加することにしたものだ。

DoorDashは、これにより透明性が図られるとしている。確かにどこのレストランが手数料を払ってくれていないのかが一目でわかるようになる。

同時に、料理以外の料金が多くて、出前にするとこんなに高くなるのかという印象も強くなる。

TechCrunchに掲載されたレシートでは、10.95ドルのサラダが、税金とサービス料と配達料が加算されて19.85ドルと、ほぼ2倍になってしまうことがわかる。

この上さらにチップを払うと、完全に2倍を超えてしまう。

これなら出前を利用せずに直接買いに行こうという人も増えそうだ。それでも使ってくれる顧客がどれだけいるかを確認するための試金石にもなる。

何しろオンデマンド業界は正念場だ。どんなビジネスが成り立つのかを早急に見極める必要がある。