T-Mobileは無制限データから遠ざかる方針


AT&Tは無制限データを復活したが、T-Mobileは無制限データから遠ざかる方針を維持している。

DSL Reportsによれば、T-MobileのCFOのBraxton Carter氏が、ドイツ銀行の投資家向けコンファレンスで、無制限データから遠ざかる(pivot away)方針を維持していることを明らかにした。

T-Mobileの料金プランはそもそもデータは無制限だが、高速データは上限付のプランがあり、上限に達すると速度が128kbpsに落ちてしまう。

高速データが無制限に使えるプランもあるが、このプランの月額料金は最近2回も値上げされ、2年前よりも25ドルも高くなっている。

T-Mobileの高速データ無制限プランは2年前までは月70ドルだった。2014年3月に10ドル値上げして月80ドルになり、2015年11月にはさらに15ドル値上げして月95ドルになった。

この値上げは無制限データから遠ざかる方針の一環であり、その方針は今も変わっていないようだ。その代わり、Music FreedomやBing Onで上限付プランでも音楽やビデオが無制限に楽しめるようにしている。

T-Mobileは、プロモーションの手段として無制限データを使うのはもうやめにしたと言っている。そう言いつつも、今のところはファミリープランでは無制限データのプロモーションをしている。

T-Mobileのホームページより
T-Mobileのホームページより

高速データ無制限プランが3回線で月150ドル。その上今なら4回線目が無料。すなわち4回線で月150ドル、1回線あたり月37.50ドルで利用できるというもの。

やはり「無料」や「無制限」というのは魅力的だ。