「世界初のスマートスーツケース」と謳うBluesmartは、確かになかなかスマートなスーツケースだ。
10,000 mAhのバッテリーを搭載し、携帯端末などを2台まで同時に充電できる。スマホなら6回以上充電できる。
3G回線とGPSを使って、世界中どこでも位置を追跡できる。3G回線はTelefonicaと提携している。
持ち主との距離が一定以上離れると通知を発する。持ち主が離れると自動的にロックがかかり、近づくと自動的にロックが外れるオートロック機能もある。
スマホで鍵の開け閉めができる。Apple Watchにも近々対応する。持ち上げることで重さを感知してスマホに情報が送られるので、スマホで重さが確認できる。
現在399ドルで販売中の「Bluesmart Carry-on」は、2014年12月にIndiegogoで資金調達をして目標の27倍以上となる225万ドル以上を集めたもの。無事完成し、発送に至ったようだ。これは飛行機に乗るときは機内に持ち込める。
2016年1月のCESでは、大型の「Bluesmart Check-in」が発表された。今春事前予約の受付を開始し、秋には発送される予定。これは飛行機に乗るときは預けないといけない。
TSAロックなので、ロックをしたまま預けられるが、最近はTSA認定でもロックをかけないで預けるように言われることがある。ロックがかかっていると検査で開けられた際に破壊されても文句が言えない。
しかも預けるとロックだけでなく、スーツケース自体も乱暴に扱われる可能性が高いので、これを預けるのは勇気がいることだろう。
スーツケースがスマートになるのは考えものだ。