iPhone 4Sの販売開始から約1か月。VerizonとAT&Tの戦いぶりが気になり、ショップの様子を見に行ってきた。
サンフランシスコのダウンタウン、マーケットストリート沿いに、VerizonとAT&Tが互いに2ブロック位離れたところに道を隔てて直営ショップを構える。
Verizonは比較的閑散だったが、AT&Tはほぼ満員状態だったのが印象的。もっともみんながiPhone目当ての客ではないだろうから、それがそのままiPhone 4Sの売れ行きを示すものではないが、まさにAT&TとVerizonのiPhone 4Sのシェア(56:32)を実証するかのような様子だった。
Verizonの店内に入ると、すぐに担当者が付いて説明してくれた。お勧めは新発売のDROID RAZRだという。バッテリーが大幅に改善されたそうだ。今までのLTE対応端末はどれもバッテリーが問題で、待ち受けでも4時間しかもたなかった。データの倍量キャンペーンをしているので、LTEを使いたいなら今がチャンスという。iPhone 4SはLTE対応でないのが残念とのコメント。iPhoneがLTE対応になれば自分も買う、と担当者(今は4を使用中)。ただしLTE対応になるのかどうかはまったく不明という。iPhone 4Sの16Gモデルは2-3日で入手可能とのこと。
AT&Tの店内。受付には列ができていて名前を登録するだけでも10分位。さらに名前が呼ばれるまで40分待ち。そんなに待てないので退散。iPhone 4Sの16Gモデルは少なくとも2-3週間待ちとのこと。
店舗内でのiPhone 4Sの露出はAT&TもVerizonもそれほど変わらない(上がVerizon、下がAT&T)。AT&Tは入口正面に、Verizonは左奥の隅に端末3台展示できる程度のスペースを割り当て、その壁に4Sの特大写真を掲示している。どちらも割引などのプロモーションは特にしていないし、そもそもiPhoneに関してはどちらも積極的な販促活動はほとんどしていないように見える。なのに販売にこの差が出ているのは何なのか、とても考えさせられる。
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