BMWのカーシェアリングサービスは画期的

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BMWが米国でカーシェアリングサービスを開始した。返却方法などが画期的だ。

この業界では既にZipcarcar2goなどのサービスがあり、他のレンタカー会社なども同様なサービスを提供し、激しい競争が繰り広げられている。これから参入するには、よほどのメリットがないと難しい。

一方、ユーザ側から見ると、使い勝手が悪いなどまだまだ改善の余地は大きい。例えばZipcarは未だに片道利用や利用時間の延長はできないという制限がある。

TechCrunchによれば、BMWはシアトルで新しいカーシェアリングサービス「ReachNow」を開始した。他の都市にも順次拡大する予定。

ReachNowのホームページより
ReachNowのホームページより

BMWは欧州では「DriveNow」と称して既にカーシェアリングサービスを展開している。

米国でも2012年にサンフランシスコで「DriveNow」を開始したが、片道利用の場合に必要なパーキング許可証が取得不能ということで、2015年11月に終了してしまった経緯がある。

その蒔き直しとなる「ReachNow」は、カーシェアリングやライドシェアリングなどに威力を発揮する「MaaS(Mobility as a Service)」のプラットフォームやソリューションを提供するRideCellと提携して実現したもの。

「ReachNow」の最大の特長は、提供地域内であればどこで返却してもいいということだ。ただし合法的に駐車できる場所である必要がある。

例えばメータ制の路上パーキングや公共駐車場に停めて、そこで利用を終了してもいい。

借りられる車種はBMW i3(EV車)、MINI 2-door、MINI 4-door、BMW 328xi(四駆)4種類。

利用料金は分単位で、通常は1分49セントのところ、今なら1分41セント。駐車中は1分30セント。

利用料金にはガソリン代・充電代、保険料、公共のメータ制駐車場などの駐車代などが含まれている。

利用時間に応じて、3時間までなら50ドル、12時間までなら80ドル、24時間までなら110ドルという請求額の上限がある。その時間内なら上限を超える料金を請求される心配はない。

また、通常は初期登録の際に生涯会費として39ドルの一時金がかかるところ、今ならこれが無料になる。

さらにBMWによれば、現在提供中または計画中の付加サービスとして、次のようなものがある。

  • 配達サービス(予約した車を自宅に届けてくれる)
  • 利用の延長(いつでも即時に返却日時の変更が可能)
  • クローズドユーザグループ内での共用(複数の車を職場や近所などで利用者を限定して共用することが可能)
  • 個人の車の貸出し(個人の車を貸し出すことができ、その際、利用者を限定することも可能)
  • 運転手付きの車(運転手も含めて車を借りることができる。要するにタクシー・ハイヤーやライドシェアリングのようなもの)

将来的には自動運転車を導入する計画もあるようだ。これが実現すれば配達サービスは無人でできるし、返却の際には駐車場を探す必要もなくなるかもしれない。

これはかなり使い勝手のいいカーシェアリングサービスになりそうだ。