コンテンツ系元はぐれ官僚を自称する早稲田大学の境真良さんが自身のブログで述べている新説です。釣りだと承知で・・・・・

境さんによれば、web2.0的な手法のコンテンツは儲からないと言われているらしいんですが、その中で注目されているのは、「いわゆるミドルメディア」だそうで、それは「(コンテンツを自動生成するような)2.0的なメカニズムをもちながら、そこに人力での加工を加え(web1.0的?)、コンテンツ製作プロセスを加えて、商品価値をつける」行き方だそう。その代表にJ-CASTを挙げています。

で、そういうコンテンツの作りようは2.0と1.0の間にあるので、こういうのはweb1.5と言うのはどうか、そうすれば、多分web2.0より倍は儲かるので掛けるとweb3.0というわけ。

ミドルメディアという概念は「ガ島通信」の藤代裕之さんが2006年末に提唱したとご本人がおっしゃっています。その記事は多分これ。そこにある説明図はこれ。

J-CASTでは専属スタッフがこの図の右側、2ちゃんねるやブログなどのCGMをウオッチしていて、面白そうな話題をいち早く広める。編集長によれば「見出しや切り口でプロが芸をお見せして喜んでいただくメディア。やり 方はまるで1.0」だそうで、藤代さんは、「J-CASTニュースは、Web2.0の潮流の中でCGMが増加することによって成立した1.0メディアとも言えるだろう」と言っています。2.0の潮流がなければ1.0的手法も生かせないメディアだと考えればまあ、1.5という言い方もありかも。

そういう意味じゃあ、最近、「Oh!my Life」に衣替えした「OhmyNews」のように市民記者の原稿をプロ経験のある編集者が加工してサイトを作っていたケースや、アメリカで成功しつつあるBlogBurstのように登録したブロガーのブログ記事のうち、面白そうなものをこれもプロの編集者が手を入れたりしてメディアサイトに有料配信するタイプもある。これらをまとめて「ミドルメディア=web1.5」って言い切ってしまうのも面白いけど、なんで2を掛けるかが説得力不足。アレクサで比較すると、J-CASTなどは、読売、朝日、日経の3紙共同ニュースサイト、あらたにす(allatanys)に圧勝してるんで、<1.5×10>でweb15.0になりかねないなあ、あはは。