4月21日のエントリー「アル・ゴアは何をしているのか!!!」で、北朝鮮に拘束された二人のアメリカ人女性ジャーナリストの所属するオンライン・ケーブルニューステレビ局CurrentTVは全く事実報道さえせず、その会長であるアル・ゴア元副大統領も救出に向けてのアクションを全く取っていないことに疑問を呈しました。リスクを伴う調査報道こそ組織が後ろ盾にならねば行えないと思うからです。

この点について、さる9日のワシントンポストに、「米政府は救出にほとんど何もしていない。米国は二人の連れ戻しにハイレベル特使を北朝鮮に送るべきで、その候補はアル・ゴアであるのは明らかだろう」とする記事が掲載されました。書いたのはジョージタウン大学のビクター・チャ教授ですが、かれは2年前まで国家安全保障会議(NSC)日本・朝鮮部長で朝鮮戦争での米兵遺骨返還で北朝鮮にも行ったことのある高官でした。このため、週明け11日の米国務省の記者会見でも、「アル・ゴアの派遣、あるいは何らかの特使派遣を検討しているのか」と問われたのですが、スポークスマンは「二人の安全をとても気にしているが、拘束に関すること以外の細部には関わりたくない」とはっきりしませんでした。

今日の新聞には、この二人、Laura LingさんととEuna Leeさんの裁判が6月4日に中央裁判所で行われると朝鮮中央通信が伝えたとありますが、下手をすれば悲惨な監獄行きもありえるでしょう。ところが、依然としてCurrentTVは全くこの件について報道せず、ゴア氏の動きも全くなし。そこで、CurrentTVのサイトに残されているLauraさんのビデオレポート<Getteing Out of Prison>という作品のコメント欄に<Laura will be sent to a very bad prison.Why does not CurrentTV report this fact? Why does not Al Gore start rescue negotiation?>という拙い英語で抗議の書き込みをしました。

それが13日の午後2時31分のこと。しかし、今日15日の10時半頃にこのコメント欄を覗くときれいに削除されていました。私が書き込んだ時、<42件の書き込みあり>と表示されていたのに、実際に載っていたのは30数件、そして、私の前に書き込まれたコメントは2ヶ月前とありました。二人が拘束されたのは2か月前。つまり、二人が拘束された後、Lauraを心配して書き込んだコメントはすべて消されたと推定できます。(ネット上には、同じく消されたという報告がありました)

どうしてCurrentTVはここまで徹底して北朝鮮に気遣いをするのでしょうか?「民主的なテレビ」を標榜しながら、検閲まがいのことを平気でするんでしょうか?まあ、実は水面下で交渉が進んでいて釈放まであと一歩だから北朝鮮を刺激しないのだ、ということなら譲ってもよいのですが。

以下に、証拠の画像を貼っておきます。

13日の午後に投稿したもので、ハンドルネーム<shimatta>がかすかに読みとれるでしょうか?

今現在の同じページのコメント欄はこちら。私の上の投稿で2ヶ月前の<lakers6902>氏以下がありません。