トンデモナイ話ですが、今日起きた実話です。米・インディアナポリスで行われたニューヨーク・ジャイアンツとニューイングランド・ペイトリオッツのスーパーボウル。NBCテレビで中継されましたが、その試合の合間に流れた54本のCMで1番人気だった作品を作った作者に100万ドルが贈られるのです。で、見事1位を射止めた作者の投資額は「20ドルだった」とUSATodayがサイトが速報しました。

このCMは広告代理店がプロに作らせたものではなく、日本では馴染みがないですが、米国では有名なチップメーカー、ドリトス(Doritos)社が6年前から始めたCrash the Super BowlというCGM Consumer Generated Media)コンテストの応募作だったのです。

応募は6100点に及んだそうです。ドリトスのコンテスト規程では、優秀作5点を選び、さらにオンライン投票で1番の作品をテレビ放映するということになっていました。優秀作5点の作者にはそれぞれ2万5千ドルの賞金とカップルでのスーパーボウル観戦旅行(3万1千ドル相当)が贈られることになっています。これで5万6千ドル。加えて、もし、USAToday のスーパーボウル絡みの人気企画「Ad Meter」で上位にランキングされたらボーナスも約束されていました。

Ad Meterというのは、米国北西部のポートランドと南東部のマクレーン在住のボランティア計286人に、ハンドヘルドの端末を渡しておき、CMを見た直後に良し悪しの判断をダイヤルを回してその点数を入力、送ってもらい、それを集計、ランク付けするものです。インターネット普及以前の1989年からそのスタイルは変わっていませんでしたが、今年から、この伝統的なスタイルに加え、facebookとのタイアップで、facebookのアカウントがある人なら、だれでも投票できる新しいシステムも導入しました。ボランティアベースのものと2本立てになったわけです。

さて、先のボーナスのことですが、この2つのランキングでのどっちかで1位なら100万ドル、2位なら60万ドル、3位なら40万ドルとしていました。で、この1位になって100万ドルを獲得したのがバージニアに住むフリーランスのグラフィックデザイナー、ミュージシャンのJonathan Friedmanさんの「Man’s Best Friend」と題する作品に決まったとUSATodayのサイトで報じられたのです。

オンライン投票は7日未明までOKなので、その結果がまとまるまでは旧来型システムによるランキングは出さないということかも知れませんが、主催社のサイトでの報道ですから間違いないでしょう。この記事によると、本人はチワワを飼ってるが、作品に登場した120ポンドのグレートデンは家族の友人から借りたものだそうで、記事にある「投資額は20ドル」というのは、このグレートデンの借り賃かエサ代かもしれません。w

なお、放映された54本(ハーフタイムでのCMを含まず)は、ランキング付きでここで見られます。ドリトス社のコンテスト規程では、オンライン投票1位の作品しか放映しないとしていましたが、実際は違ったようで、Sling Babyという奇抜で愉快な作品が、オンラインで1位。このままだと100万ドル獲得者が二人になるかも知れません。まあ、30秒のCM放映料が350万ドルとベラボーですから、2人に100万ドルづつ出しても大して痛痒は感じないかもしれませんが。