つい先日、北海道大学の生協売店で、店員さんの書いた鳥獣戯画風のPOP広告が一部で話題になりました。その作品の一つはこれです。

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記事では、普段はレジ担当の女性が筆ペンで描き上げたとのことでしたが、実は、この女性のような画才がなくても自在に鳥獣戯画風の絵が描ける方法を紹介しているサイトがあるのです。それを購読している「新・火曜の会メールマガジン」の記事で知りました。

で、早速、私もサイトの簡単な説明を読んでから、ものの5分ほどで鳥獣戯画風の戯作を作ってみました。絵のセンスは全くなく、あくまで実際に出来るかどうかを試しただけですので、どうかお目こぼしを。

スクリーンショット 2015-12-16 9.39.23一体、どうするのか。メルマガ編集長にして「明日に役立たないIT無駄知識」を連載している奥村英樹・四国大学教授が紹介されたページの説明は極めてシンプルで直感的にわかります。

鳥獣戯画制作キットと題されたページです。「うろんげ」さんという方が今年6月に公開したとありますが、どういう方か詳細は存じません。

ここで、兎、蛙、猿、群れ、その他とあるカテゴリーの中から好きな画像を選んで、右側の和紙風の空白画面の好きな所に貼り付け、拡大したり縮小したりします。また字も「いろはにほへと・・・」から選んで好きな文章を好きな場所に配置すればいいのです。字も拡大・縮小が出来ますが、漢字は使えません。(ちなみに私の絵につけた文は山本一郎さんの迷文句「寄る年波に連敗中」です(笑))作品集のアーカイブもあります。傑作だらけです。

奥村さんによると、オリジナルは「バイユーのタペストリー(11世紀のフランスとイングランドの歴史をあらわす刺繍)を元にした、「Bayeux Tapestry Historic Tale Constrvction Cit」です。

ついでこっちも試してみました。英語ですが、仕組みは鳥獣戯画制作キットと同じで、画像が中世風の人物、兵士、動物、お城などから選んで組み立て、文章を入力します。これも2、3分ほどで戯作を作ってみました。

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驚くほど簡単です。ちなみに、このページのカウンターはわずか<2050>とありますから、まだあまり知られていないのかもしれません。これで、斬新な年賀状を作るのもありでしょう。著作権の問題は無さそうですし。なお、保存は両方ともスクリーンショットで行います。

また、スマホ用のアプリもあります。 iPhone向けはここアンドロイド用はこちらで試して下さい。作った画像をメールで送れば感心されることでしょう。

このメルマガにご興味のある方は「火曜の会」ホームページから申し込んで下さい。火曜の会は、永年、情報教育に取り組んでおられる聖心女子大学の永野和男教授を中心とするグループです。それでは、みなさんも素敵な作品を作って友人を驚かせてください。