日本時間で今日、YouTubeは年末恒例のYouTube Rewind 2016を公表しました。今年、大ヒットした作品をRewind、”巻き戻し”て6分12秒のビデオにまとめたものです。まずは、ご覧ください。


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ご覧になった方は分かったと思いますが、ビデオの前半で、ピコ太郎氏のPPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)をフィーチャーしたものが20秒ほど流れました。それだけ世界的に注目されていたということを改めて実感しました。

同時に、YouTubeの公式ブログには、視聴時間、シェア数、コメント数、リンク数その他を勘案した今年のベストテンが載りましたが、PPAPは、なんと年間2位となりました。


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YouTubeの日本版公式ブログによると、「グローバルのトレンド動画ランキングにランクインするのは、日本人アーティストとして初めてとなります」とのことです。まずはめでたい。

ちなみにPPAPの上を行ったのはAdele Carpool Karaokeという作品。これは米CBSテレビのThe Late Late Show with James Cordenという深夜番組の中で、ホストのJames Corden氏が運転する車に有名人を助手席に乗せて一緒に歌うという、毎週水曜日の定番です。

過去にLady GaGa、Jennifer Lopezといった有名芸能人だけでなく、オバマ大統領夫人のMichel Obamaさんまで登場する人気コーナーですが、シンガーソングライターのAdeleさんの回は、<ピー>音がなんども入る際どい(?)内容だったのが受けた理由のようです。その視聴数は1億3500万回に達しました。

実は2日前に、Forbes誌のサイトで「2016年に最高の支払いを受けたYouTubeスター」という記事を見かけました。推定収入のベストテンです。ピコ太郎さんも世界2位なんだから、当然、名前があるかと思いましたが、全く、出てきません。

読み返すと、このYouTubeスターの上位は固定しているようで、今年、新たにベストテンに入ったのは4人(組)のみだということです。で、そのトップはスウェーデン人のPewDiePieさんで、年間の稼ぎは昨年から20%増やして、なんと1,500万ドル。日本円で16億円以上。

去年もトップだったそうですが、安定して高収入を得ているのは、どうやら、彼は一発屋じゃないからなんですね。それは彼のチャンネルの概要にありますが、チャンネル登録者 49,886,274 人 、つまり5千万人のファンがいるわけで、そこへ向けて毎日1本以上はアップロードしていますから、総合的な視聴回数は天文学的に上がるわけです。概要ページには視聴回数 13,852,006,628 回、約140億回に達していると記されています。

詳しくは、Forbesの記事をご覧いただきたいのですが、ベストテン入りしているスター達は、YouTubeへ投稿したビデオに付く広告からの収入だけでなく、抜群の知名度を生かして、本を出版したり、自らのブランドを冠した商品を売ったり、ツアーを組んで商品を売ったり、テレビに顔出ししたりなどなど、収入源を多様化して、ますますファンを増やしているというわけです。

その結果、10位でも5億円に達しているようです。ですから、チャンネル登録者 406,411 人 で、 視聴回数 167,160,896 回 と、PewDiePie氏に比べそれぞれ2桁少ないピコ太郎氏が、一発、ブレイクしたくらいではとても収入ベストテンには及ばないことがよく理解できました。

でも、ピコ太郎氏は始めたばかり。YouTube日本版公式ブログにはこんなコメントを寄せたそうです。

「トップトレンドの世界2位ですとピコ??!8月末にアップさせてもらったPPAPがぁ??!ぴぴぴぴぃ?!驚き過ぎて近所にコンビニが2軒増えましたピコ!これからもどんどん新曲アップしていきますので、あなたの1分をあたくしに下さいピコ!」

たまたま、今朝の読売朝刊の文化面には「ピコ太郎ってなんだ?」という記事がトップで載っていました。そこでは、今後の目標として「やれるものなら世界ツアーかな」と言っていました。その意気やよしですね。頼もしい!

(実はForbesのランキングは今年6月までの推定収入に基づくものでした。ですから、8月にアップしたPPAPにはランク入りの可能性は元々なかったのですが・・・・)