なんだか頭がクラクラします。Not Real Newsという新しいサイトに出会ったからです。
一言で言うとAI(人工知能)が作り出した記事を元にしたニュースサイトといえばいいのでしょうか。サイトの名称からして「ホントのニュースじゃない」ですから、当節流行りのFake Newsのサイトに思われるかもしれませんが、違うようです。
例えば今日のトップニュースはさっきまで、米プロバスケットの花形プレイヤーだったコービー・ブライアントが、「疎遠だった妻と金曜日に別れた」というものですが、この金曜日というのはヘリコプター事故で亡くなったブライアントの埋葬の日のことで、事実に基づく記述が多いようです。つまり、リアルでもある。
で、何をAIが担っているのか?このサイトを紹介するFuturismの記事を読んでもさっぱりわかりませんので、開発したBig Birdのサイトに行ってみました。
そのサイトのaboutにはこうあります。「我々の狙いは、ジャーナリストに我々のAIを使ってsuperchargeすること。そうすれば彼らはfact checkと記事のための取材に時間を割ける」
「現在、ユーザーへのリリースを準備してる。最初にスポーツジャーナリストにsuperchargeすることを目指す。スポーツ記事は時間に追われる。数分でなく数秒で記事が出来るからだ」
「superchargeとは、AIでsmart templateを生成してジャーナリストを助けること。そうすると、ジャーナリストはこのtemplateを編集することに時間を費やせる」。(ここで言うtemplateとはネット情報を集約した下書きみたいなものでしょう)
「高速メディア時代、より多くの記事が求められる時代に相応しいものだ」
そこにはこんな謳い文句も。「Powerful:最新の自然言語処理で事実を確認した実質的なコンテンツ作りを助ける。Drive Traffic:AIで簡単にコンテンツを作成できるので指数関数的なレートで意味のある記事が作れる。Factual:最終製品をfact checkして本質的な価値を読者にもたらす」
ますます分かりません。BigBirdのサイトをうろうろしてるうちに、「Try It Online」なる表示を発見!そのページに入ってみました。
何はともあれ、Tryします。そのためには登録が必要。登録して始めます。AIにtemplateを作ってもらうには、記事のタイトルを決め、記事のトーンはどうする(NYT調とかCNN調とか沢山の選択肢から選べます)かを選択します。
とりあえず「Japan coronavirus」のタイトルにして「実行!」。しかし高速なはずのAI処理ですが、現れた画面は「Your job has been queued!」:順番の列に並んだよ!。
それから2時間ほど経ちますが、「Japan coronavirus」のAI作成のtemplateは現れません。日本からはダメなのかなあ。しかし、興味深い取り組みなので、続報に期待しましょう。
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