ライフスタイルリサーチ 02 

LX(Life Transformation)研究

未来のライフスタイルを実現する

テクノロジーの進化で生活体験・行動を革新する
LX(Life Transformation)の検証

生活者の目線に立ったライフスタイルの実現に向けて、生活体験・行動を革新するLX(Life Transformation)の研究を推進しています。

新たなライフスタイルの共創の場。

時代の変化に伴い生まれる生活者や社会のさまざまな課題の解消に繋がる、
新たなライフスタイルの変革を実現する場。
これまでとは違う日常について、一緒に考えてみませんか。

時代の変化に伴い生まれる生活者や社会のさまざまな課題の解消に繋がる、新たなライフスタイルの変革を実現する場。
これまでとは違う日常について、一緒に考えてみませんか。

「いつでもどこでも快適に、高い生産性で働けるワークスタイル」

新型コロナをきっかけとしたテレワークの普及など、人々の働き方は大きく変化しています。そのような中、一人一人が快適で、高い生産性を発揮して働ける社会の実現を目指し、パートナー様と共に様々な研究・実証を進めています。

【いつでもどこでも快適に】
屋外で快適にオンラインのグループワークができる実証空間を構築。当該空間では、5Gを活用した360度映像・音場の伝送により、遠隔会議室の議論を高臨場感で再現。

【普段出会わない社外の人との交流】
複数社が参加する副業プラットフォームを構築し、組織を超えたジョブマッチングを実施。組織を超えた共創活動から気付きを得て、自身の考え方や働き方に反映し、高い生産性を発揮して働ける状態を実現。

「自分の意思で気持ちよく選択・行動できる未来」

人が気持ちよく行動するには、自らの意思決定に基づいて行動することが重要です。人が気持ちよく選択・行動することをコミュニケーションを通して支援し、生活者が最適な生活を送ったり、社会課題の解決に貢献できることを目指します。
その実現に向けて、高速道路事業者様をはじめとする様々なパートナー様と連携し、研究・実証を進めています。

【心理学と情報学を融合したAI】
人の気持ちや行動が、その人にとってより気持ちよく、納得感のある方向に向かうことをコミュニケーションによって支援するAIです。社会心理学の理論を利用し、多数の事例に基づいた機械学習を行うことで、一人ひとりに適した心理効果を含む最適な選択を促します。

【実環境における効果検証】
心理効果の測定は条件が統制された実験環境で行われることが一般的ですが、社会課題を実験環境で再現することは困難です。社会における様々な課題解決に貢献するために、パートナー様と連携し、KDDI総合研究所の技術によって行動の選択を支援することで、実環境における効果検証を行うことができます。

「全身で感じる存在感で遠くにいても隣り合う新感覚コミュニケーションの未来」

KDDI総合研究所独自の視覚/聴覚/触覚の表現技術を融合し、世界で初めて、ソファに隣り合って座る相手の存在感を全身への体感として送信/受信することに成功しました。「身振り手振り」「あいづち」「肩や背中をなでる」といった相手と共感や一体感を生み出す身体的コミュニケーションを実現。遠く離れた家族や友人、憧れの有名人やキャラクター等とのコミュニケーションが可能に。

【自然な運動視差をもたらす映像効果】
ソファに座っているユーザーの視線をトラッキングして映像に反映。
視線位置に合わせた運動視差を再現することで、相手の顔を覗き込むような動作を可能にし、没入感を高めます。

【話者の空間性を表現する音響効果】
話者の位置や顔の向きを音響特性として反映。
映像内の相手の位置から声や所作音が聞こえるため、隣り合う人の存在感を高めるだけでなく、相手と近づけるドキドキ感も高めます。

【移動感まで表現する触覚効果】
加速度センサーとマイクロホンを相補的に利用して触覚を合成。
姿勢を変える等の大きな動作はもちろん、背中をさする等の細かい動きであってもその手の位置まで細かく表現でき、相手とのコミュニケーションに幅を持たせることができます。

「オンラインでも乾杯の感触を。新感覚コミュニケーションの未来」

生活空間での実利用を想定したグラス型触覚コミュニケーションをご提案します。
乾杯やお酌の動作を検出し、遠隔にあってもグラスをぶつけ合う、また、お酒を注ぐ/注がれる感覚を表現します。遠くにいる人とのコミュニケーションや、バーチャルなキャラクターとのファンコミュニケーションなど、オンラインでのつながり感をより豊かに。

【オリジナル触覚合成エンジン】
検出動作に合わせて減衰波信号と白色雑音を生成してミックスする独自の触覚合成エンジンを開発しました。低廉で汎用的なモジュールにおいてもリアルタイムかつダイナミックな触感提示を実現できます。

【高い汎用性】
KDDI総合研究所で企画、デザイン、機能設計、開発まで行っているため、自由度の高い応用ソリューションをご提案できます。また、内部モジュールはグラスだけでなく様々なデバイスに触覚通信を提供することを想定し、汎用モジュール化を進めています。触覚通信を試したい多様なニーズに対応が可能です。

「自分好みに視聴・体感できる未来」

360度動画の見たい・聴きたい部分に自由自在にフォーカスできる、KDDI総合研究所独自のインタラクティブ視聴技術です。好きなアーティストや楽器に近づいたり遠ざかったりして、歌や声、音色を楽しむことができる、今までにない視聴体験を実現しています。技術と芸術の融合ならびにクロスモーダル表現技術*の高度化と検証を進めています。
※感覚間の相互作用を活用した五感提示技術のひとつ

【クロスモーダル表現による新たな体験とインタラクションの創出】
360度動画のインタラクティブ視聴において、視線変更に加え、画角変更の自由度を提供するとともに、画角に応じた音場を合成・再生する独自手法を組み合わせた、音と映像のクロスモーダル表現により、近づける体験を実現しています。

【アーティストの皆さまとのコラボレーションとパートナーシップ】
日本を代表する合唱団のひとつである東京混声合唱団との取り組みを皮切りに、さまざまな団体やアーティストとのコラボレーションを実施してきました。パートナーシップを通じて、新たな体験の創出と社会課題の解決に貢献するとともに、技術実証と社会展開を進めています。

「世界初の水空合体ドローンで水中作業をより安全・効率的に」

指定した水域まで自律的に飛行する空中ドローンと、水中に潜航し水中からの映像伝送と測位が可能な水中ドローンが合体した、空を飛び、水に潜る「水・空」合体ドローンの研究開発・実証を進めています。これにより、船を出すことなく、水産養殖や洋上風力発電設備など、水域インフラの遠隔水中点検が可能となります。

【海洋ロボット運用ノウハウ】
深海底探査技術の世界大会(Shell Ocean Discovery XPRIZE)に日本チームの一員として参戦し、世界第二位を獲得しました。そこで培った海洋で無人ロボットを運用する技術やノウハウも、この水空合体ドローンに活用されています。

【水中音響測位システムの開発】
KDDI総合研究所が開発した水中音響測位システムにより、 GPSの届かない水中でも、水中ドローンの位置を特定することができます。これにより、水中ドローンの遠隔操縦が可能となり、水中カメラのリアルタイム中継を見ながら、潜航・撮影を行うことができます。

【水中光無線通信の応用研究】
海中を、スマホが気軽に使えるような生活圏とすることを目指し、光通信による海中無線LANスポットの構築に取り組んでいます。実用化されれば、水中ドローンも無線化ができ、操縦が容易になります。

「安心安全で一人ひとりが喜ぶマーケティングを実現する未来」

異業種・異サービス間での多角的なお客様像の分析を、プライバシーに配慮した形で行います。異業種連携のハードルを下げ、大量のお客様データを持たずとも、一人ひとりの真のニーズに即した、お客様中心のマーケティングが可能となります。

【プライバシーに配慮したお客様ニーズの把握】
複数のサービス間でID連携せずに、お客様情報やニーズを連携することで、プライバシーに配慮しつつ、お客様の多様なニーズの把握を行います。お客様ニーズを深堀することで、お客様が真に欲しい情報を届けることができます。

【JST CRESTでの活動】
本取組みは、革新的な技術を生み出す為の国家プロジェクト「JST CREST」で研究開発を行っており、大阪大学・名古屋大学と共に進めています。

【異業種ペルソナマーケティングAI推進協議会】
2021年10月に異業種ペルソナマーケティングAI推進協議会を設立し、ペルソナマーケティングAIを用いた実証実験やビジネス化を推進していきます。実証実験を共に進めて下さる団体の加入を募集しています。

「ロボットフレンドリーな未来」

ロボットの活用には映像伝送や動作制御の為の通信が不可欠であり、ロボットに最適な通信が求められます。ロボット工房では通信とロボットの調和に向けて、パートナー企業を募り、共に研究・実証を進めています。

【ロボット向け評価ネットワーク環境】
KDDI research atelier、KDDI総合研究所、パブリッククラウドの3拠点と接続し、ロボットに必要な制御機能を分散展開する環境の中で、ネットワークスライスやMECによる低遅延通信など、通信を活用するロボットの多様な検証が可能です。

【低遅延映像伝送】
ロボットの遠隔操縦時におけるロボット~操縦者間の映像伝送において、ロボット側のカメラから操縦者側のディスプレーに表示されるまでのE2E遅延を縮小する、超低遅延映像伝送の技術を活用した検証が可能です。

【運用見回りロボット】
KDDIのネットワークセンター内の運用管理業務を支援する見回りロボットを開発しています。運用見回りロボットは、「立ち合い支援」「遠隔操作・監視」「自動巡回」の3つの機能があり、ロボット制御の実証の対象としてご利用頂けます。