

現在、私たちは、進歩したICT技術を当たり前のように使いこなす毎日を過ごしています。
しかし、まさか10年前に、今の暮らしを想像していたでしょうか。これから10年後、新しい社会基盤が実現していく、ニューノーマル時代のライフスタイルを紹介します。
今の私たちからは想像を超える2030年の日常。それは確実にやってくる日本社会の未来です。
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「食」「買」「健」を最適化するテクノロジー
AIとIoTの技術で、家族一人ひとりの味の好みや健康状態にあわせた最適な食事が提供されるようになります。一見、親子で同じメニューなのに、実はそれぞれ違うレシピでつくられているということも当たり前に。冷蔵庫内は常にモニタリングされて、不足した食材は自動的に発注を完了。XR(拡張現実)ゴーグルを使えば、プロなみのテクニックを子供が発揮することも可能になります。またロボティクス技術の発達で、緊急に必要になった食材もロボットが配達。面倒な下ごしらえなどの調理も機械の仕事になります。ネットワークで調理データを共有すれば離れた家族とも同じ食事が楽しめます。
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「学」「遊」「交」を最適化するテクノロジー
身体機能やスキルの差、日本と海外などの障壁を乗り超えて、すべての人が参加できるコミュニティをテクノロジーで実現します。たとえばXRゴーグルと体感デバイスを着用すれば、バーチャル空間でスポーツのプレイが可能に。誰でもハンディキャップを感じずに動き回ることができて、リアルな感触までプレイヤーにフィードバックされるので、その体験が学びになり現実世界での技術向上まで叶えます。プレイヤー同士のアドバイスはもちろん、AIから一人ひとりに最適なサジェスチョンや、戦術指南も受けられます。またAIは、個人の嗜好や性格、身体能力に合わせた新たな出会いをアシスト。悪意あるプレイヤーを排除することで、快適で健全なコミュニケーションの維持も叶えます。
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「働」「休」「住」を最適化するテクノロジー
専門知識や外国語が話せなくても、AIの力で世界中の、その道のプロたちと意見交換をしながら創造的な仕事に取り組めるようになります。また自動車の運転は完全自動化され、移動時間はアイデアを膨らませる時間に。到着地では個人に最適化されたレコメンドやサポートを受けられるとともに、AIによって自分だけでは見つけられなかった意外なヒントが提供されることで、日常に新たな発見が生まれます。ものづくりにおいても、AIとロボティクスが活躍。材料の調達、組み立て、ヒントになる情報の提供などあらゆる協力が得られます。人とロボットの共創からは、新しい職業も生まれるはずです。もちろん完成物の販売はネットワーク上でAIが世界中の言語に対応します。




- 一人ひとりに合わせて、オーダメイド化される「食」。
- AI・IoT技術の発展にともない、家族一人ひとりの健康状態や味の好みにあわせて、家庭料理も個人に最適化されたレシピで作ることが一般的に。


- 食材は「自分」で購入から、「自動」で購入へ。
- 冷蔵庫内は常にモニタリングされていて、何がどれくらい残っているのかが一目瞭然に。
不足している食材はAIが判断し、自動的に発注を完了します。


- 自動配達はロボットにおまかせ。
- ロボティクス技術の発展により、緊急に必要となった食材や商品でもロボットが速やかに自動で配達します。


- 料理データの転送と健康モニタリング。
- 調理データは超高速・高信頼なネットワークで共有。
3Dフードプリンタが自動で調理を行い、離れた家族や友人と同じレシピの食事を楽しめます。


- すべての人が楽しめる進化したフェアプレイ。
- テクノロジーの発展が、時間や場所、身体機能やスキルの差といったあらゆる障壁を解消します。
平等かつ安全性の高いバーチャル空間は、これまでにない新たなコミュニティを生みだします。


- 現実世界とバーチャル空間で、プレイヤーの動作がリンク。
- より進化したXRデバイスや体感デバイスが、バーチャル空間でもリッチな運動体験をもたらします。
リアルな感触のフィードバックが個々の能力向上に貢献します。


- プレイの質を高め、技術を向上させるフィードバック。
- バーチャル空間のプレイをAIが解析し、個々に最適なサジェスチョンや改善への的確な指導が可能に。
コミュニティ間での意見交換やアドバイスもより活発になります。


- スケールと安全性が両立したバーチャルコミュニケーション。
- AIが個人の嗜好や性格、身体能力などをもとに、バーチャル空間上での新たな出会いをアシスト。
セキュリティに守られた安全な空間で、気の合う仲間と自分らしいコミュニケーションを楽しめます。


- 技術の壁はなくなり、創造性を発揮。
- 自宅から世界中のその道のプロとつながり、積極的な意見交換が生まれます。
自分一人では生まれなかったアイデアへ発展するなど、創造的な仕事が深まります。


- 移動する時間を、創造する時間に。
- 自動運転が普及した世界は、移動時間をアイデアを膨らませる創造的な時間へと変えてくれます。
移動の先々では個人に最適化されたレコメンドやサポートが行われ、偶発的な新しい発見のきっかけに。


- 人間とロボットによる共同作業。
- ものづくりにおいても人とロボット・AIが手をとりあうことで、個人で実現可能な領域が大幅に拡張されます。材料調達や組み立てなど、物理的な側面でも力強い支えに。


- あなたの作品。市場は、全世界。
- AIによる複雑なプログラム構築やリスク回避、言語的なサポートの発達によって、個人で世界を相手にビジネスを展開することも可能に。
人とロボットの共創は、新たな職業も生みだします。