このところ健康に気遣い、食生活を見直している。半年ほど前から、一汁一菜の食事を実践し、「ハレとケ」を意識するようになった。「ハレとケ」とは、日本に古くからある時間の概念で、「ハレ」(晴れ、霽れ)は祭りや儀式、年中行事などの特別な日(非日常)を、「ケ」(褻)はそれ以外の普段の生活(日常)を表し、日本民俗学の創始者である柳田 國男 氏が見出したとされている。今回は、一汁一菜に代表される「ケ」の視点から、暮らしの豊かさについて考えてみたい。
研究員がひも解く未来
研究員がひも解く未来
このところ健康に気遣い、食生活を見直している。半年ほど前から、一汁一菜の食事を実践し、「ハレとケ」を意識するようになった。「ハレとケ」とは、日本に古くからある時間の概念で、「ハレ」(晴れ、霽れ)は祭りや儀式、年中行事などの特別な日(非日常)を、「ケ」(褻)はそれ以外の普段の生活(日常)を表し、日本民俗学の創始者である柳田 國男 氏が見出したとされている。今回は、一汁一菜に代表される「ケ」の視点から、暮らしの豊かさについて考えてみたい。