カテゴリー:ライフスタイル

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗③〜元祖ファッションサブスクの読み違い

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗③〜元祖ファッションサブスクの読み違い

ライフスタイル, 沖賢太郎

引き続き、サブスクブーム時のスター企業による失敗に注目する。今回はファッションサブスクの米Rent the Runway(以下、RTR)だ。RTRはファッションサブスクの起源のような存在であり、同社のビジネスは、その後世界中で続々とあらわれた追随サービスにとっての雛形となった。しかし今、そのRTRの株価推移を見ると、上場直後をピークに約95%も下落している。ファッションサブスクの先駆者に何が起こったのか?

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗②〜市場変化を見誤ったPeloton

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗②〜市場変化を見誤ったPeloton

ライフスタイル, 沖賢太郎

前回に引き続き、2010年代のサブスクブームの渦中にいたサブスク寵児たちの失敗に着目する。今回とりあげるのは、2020年の新型コロナウィルスによるパンデミックが運命の分かれ道となった事例だ。「環境変化への対応力」が問われた局面での失敗例として、ホームフィットネスサブスクの米Pelotonを紹介する。

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗①〜成就しなかった値引き戦略

サブスク革命児たちのビジネス史に残る失敗①〜成就しなかった値引き戦略

ライフスタイル, 沖賢太郎

米国で動画ストリーミングを提供するHBOは、2010年代に映画館サブスクで名を馳せた米MoviePassの没落を描いたドキュメンタリー「MoviePass, MovieCrash」を公開した。MoviePassとは、破格の月額料金で毎日映画館を利用できるサービスであり、最盛期の2018年には300万人のユーザーを集めた。しかしその直後から苦境に突入し、2019年にはサービス停止、2020年には破産申請と、一気に転落していった。

ポケモンパワーがミュージアムに行列を作る〜圧倒的集客力と残る課題

ポケモンパワーがミュージアムに行列を作る〜圧倒的集客力と残る課題

ライフスタイル, 沖賢太郎

前回に続き、世界のミュージアムがいかにして子供たちにアプローチしているかをテーマにしたい。今回はポケモンだ。世界的に認知度が高いポケモンとのコラボは、これまでミュージアムに馴染みがなかった人たちの関心を集められる。ポケモンと組むことで期待できるのはなんといっても集客だ。普段閑散としているミュージアムにも人が押し寄せるため、商業的なメリットは大きい。また、ポケモンはグローバルに通用するIP(知的財産権)であるため、国内展をそのまま海外巡回に発展させることも可能だ。一方で、強力なIPとの提携ゆえの課題もある。

アイスクリームが見出す食の新しい価値

アイスクリームが見出す食の新しい価値

ライフスタイル, 畑中梨沙

暑くなり始めるこの時期、冷たいアイスクリームが食べたくなる。アイスクリームは気温が25℃を超えると急激に販売数を伸ばすと言われている。総務省の家計調査によると、アイスクリーム・シャーベットは菓子類の中でも家計支出額が年々増加している。2015年を100とした時の菓子類の家計支出の増減を表しているが、他の菓子類に比べ、アイスクリーム・シャーベットは年を追うごとに上昇しているのが分かる。

美術館を子供たちの身近なものに~世界の美術館が実践するゲーム活用

美術館を子供たちの身近なものに~世界の美術館が実践するゲーム活用

ライフスタイル, 沖賢太郎

美術館は常に新しいお客さんを招き入れたい。特に、いかにして子供たちに美術館に来てもらうかはどの美術館においても重要な課題だ。子供に親しみを感じてもらえれば、その後も生涯に渡って美術館に通ってくれる可能性がある。また子供との交流が増えれば、地域の文化教育機関としての存在価値も高められる。子供たちに来てもらうための工夫において世界の美術館は柔軟であり積極的だ。

リユース事業のノウハウ販売が始まった~次にくるのはAIによるリユース支援

リユース事業のノウハウ販売が始まった~次にくるのはAIによるリユース支援

ライフスタイル, 沖賢太郎

リユース(中古)事業の市場が拡大しており、国内外さまざまなブランドや小売店がリユース事業に乗り出している。そして足元ではある変化が起こっている。元々リユース事業をしていた企業が、新たにリユース事業に乗り出す企業に対してノウハウやツールの提供を始めたのだ。

サムスンが世界で展開するアート配信事業〜数百万ユーザーに向けた「アートのある生活」

サムスンが世界で展開するアート配信事業〜数百万ユーザーに向けた「アートのある生活」

ライフスタイル, 沖賢太郎

今回ピックアップしたのは韓国大手のサムスン電子(以下、サムスン)だ。同社は世界42カ国において、TV事業の中でアートを活用している。しかも、商品の改良とサービス内容の拡充を続けており、力の入れようがうかがえる。サムスンが世界に向けたTV事業の中でどのようにアートを使っているのか、皆さんと共有したいと思う。