藻場を守りたい~研究所の水上ドローン実証実験記~第1回

去る8月23日、KDDI総合研究所(以下、研究所)では「水上ドローンを活用した藻場調査に成功」をプレスリリースしました。藻場とは海草・海藻が生息しているエリアのことです。本コラムでは、3回に分けて実証実験の経緯や実験の裏話をお伝えします。第1回目は藻場の役割や藻場計測に水上ドローン活用を検討したこと、第2回目は、実証実験場所を鳥羽市菅島に決めた経緯や実証前テストでのアクシデント、第3回目は実証実験本番を迎えたことや藻場への思い、実験における地域の皆様との関わりの重要性について、です。それでは、第1回目のスタートです。

マラソン観戦のワクワクドキドキを高めるICT活用法

人はなぜスポーツを観るのだろうか。応援している選手がいる、住んでいる地域にプロチームがある、そのスポーツをした経験があるなど、人の数だけ理由はあるが、日常生活では得られにくい興奮が得られることは、観るスポーツの魅力に違いない。
近年ではICTを使うことで、スポーツ観戦のワクワクやドキドキを高める試みも盛んだ。

ブレインテックの衝撃・完結編(後編)

前編では、脳に装着された読み取り装置から言葉を抽出する仕組みを紹介した。 このシステムはしかし、大きな制約条件が課せられている。 一つは語彙が50個に限定されていることだ。これらはチャン教授らの研究チームが予め想定して選び出したもので、日常会話に必要とされる基本的な名詞や代名詞、動詞、疑問詞、形容詞、副詞など50単語だ。 

ブレインテックの衝撃・完結編(前編)

今から18年前の交通事故で言葉を話せなくなった男性が先日、脳から直接コンピュータを操作する技術により久しぶりの会話をすることに成功した。 米国の大学で実施された臨床研究(試験)の成果である。このような技術は一般に「BMI」と呼ばれ、文字通り私達人間の脳とコンピュータのようなマシン(機械)を接続する技術だ。

ブレインテック・ビジネスの光と影(後編)

脳の全容解明には程遠くてもBMIは実現できる 2019年、シンクロンはステントロードの臨床試験をオーストラリアで開始した。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)等で身体麻痺が進行中の患者数名が、その被験者として参加した。これまでに患者が脳で念じることでパソコンに文字入力するなどの試みを行っている。

ブレインテック・ビジネスの光と影(前編)

私達の脳とコンピュータやロボット・アームなどをつなぐBMI(ブレイン・マシン・インタフェース)。 その基礎研究は世界各国の大学等で1970年代から地道に進められてきたが、最近、著名起業家イーロン・マスク氏が経営するニューラリンクやフェイスブックのような巨大IT企業の参入を受けて、俄かに脚光を浴びている。

BMI商用化の現状―脳で念じて遊ぶゲームから睡眠改善、生産性向上ツールまで多彩な用途(3)

多彩なBMI開発に挑む中国系企業
米ボストンに本拠を置くBrainCoは、ハーバード大学で脳科学を学んだ中国人留学生らが興したスタートアップ企業だ。 同社が開発した「FocusCalm」は、ユーザーの脳波を測定するヘッドバンド型のBMI端末。

BMI商用化の現状―脳で念じて遊ぶゲームから睡眠改善、生産性向上ツールまで多彩な用途(2)

非侵襲型のBMI端末を手掛けるメーカーには、他に米国の「Kernel」や「Dreem」、「Neurable」、中国系の「BrainCo」などが業界関係者の間でよく知られているが、実際のところ探せば幾らでもあるだろう。

BMI商用化の現状―脳で念じて遊ぶゲームから睡眠改善、生産性向上ツールまで多彩な用途(1)

私達の脳を探り、そこから得た情報を活用する「BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)」技術は、既に商用化の段階に入っている。 それらは、より一般的には「ブレインテック」とも呼ばれ、脳にまつわる広範囲のビジネスを指すことが多い。

脳から心を探り操る科学の現在地―ブレインテックの衝撃(後編)

ギャラン教授らが行った研究はBMIの先駆けと見ることができる。 それはfMRIなどのマシンを使って脳の外部からその働き方を見る非侵襲型の一種だが、一方で被験者の脳に電極やチップを埋め込んで麻痺した手足を動かしたり義肢を操作するなど、侵襲型BMIの研究も世界各国で実施されてきた。

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