研究員の成果

KDDI総研研究員 山條朋子が第7章を執筆

『クラウド産業論 流動化するプラットフォーム・ビジネスにおける競争と規制』

書籍情報
単行本(ハードカバー) 214ページ
出版社 勁草書房
ISBN-10 432640289X
ISBN-13 978-4326402892
発売日 2014/2/24

著者・内容紹介・目次

【編者】
岡田羊祐 一橋大学大学院経済学研究科教授
林秀弥 名古屋大学大学院法学研究科教授

【内容紹介】
ビジネスにクラウドを利用する動きが盛んな一方、その影響は企業にとどまらず、行政機関、監査法人、裁判所など広範に及び、多くの問題を生んでいる。また、市場の双方向性やプラットフォーム規整といった視点から、事業法規制や競争政策を見直していく必要にも迫られている。クラウド産業の構造、規制の変遷、今後の課題などを論じる。

【目次】
はじめに
第1章 クラウド産業論――本書の分析視角[岡田羊祐]

Ⅰクラウド産業の構造
第2章 プラットフォームを巡る法と政策[林秀弥]
第3章 多面市場における競争戦略[黒田敏史]
第4章 クラウド・ビジネス[岡田羊祐]

Ⅱ 電気通信事業法・電波法の改革
第5章 電気通信事業法における非対称規制――課題と展望[林秀弥]
第6章 総務省「競争評価」の分析[林秀弥・春日教測]
第7章 無線ブロードバンド時代の周波数オークション[山條朋子]

Ⅲ クラウド・ビジネスと競争法
第8章 クラウド・ビジネスと競争法――独禁法審判決事例[林秀弥]
第9章 メディアコングロマリットの垂直合併規制――Comcast 事件を素材に[田平恵]