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Title: 韓国におけるICT利活用につながる政策と教育・医療分野での実践例
Updated: 2011/06/20
Category: 市場環境分野
Areas: 韓国

韓国におけるICT利活用につながる政策と教育・医療分野での実践例

韓国のICT利活用においては、教育分野では、デジタル教科書試験事業、IPTV学習室設置などIPTVを利用した教育サービス導入の取り組みが注目される。また、医療分野ではIPTV等を利用する遠隔医療や遠隔健康管理等のuヘルスケアサービスの試験事業が進められている。しかし、デジタル教科書を本格化するためには、クラウド化等新技術や新デバイスへの対応が必要であり、著作権も障壁となっている。また、遠隔医療の本格化局面では「医療法」改正が必要であるなど、新サービスの導入のための課題は多い。
 とはいえ、教育分野では政府支援を受けた事業者と地方自治体が協力して、低所得層等弱者層対策として開始したIPTV学習室が全国で急速に拡大しているし、医療分野ではスマートフォンやクラウドの趨勢を受けて、大手病院と通信事業者等が提携する形でモバイル病院と呼ばれるICT医療サービス導入の動きが見られるようになった。
 これらの事例に見られるように、実際の利活用は、インフラと技術革新の存在に加え、適切な政府支援と社会的ニーズが合致して初めて進展することがわかる。さらに、新サービス導入の障壁となるような規制緩和は、喫緊の課題である。社会構造やICT発展度合いで我が国と共通点の多い韓国から参考に出来ることは多い。

Korea's strong position in broadband infrastructure and 3G services using CDMA2000 technology clearly benefited from a government-led approach to developing these technologies. This technology success story confirms the important role ICT infrastructure development policies play in promoting ICT utilization, and a similar approach can be seen at work once again in the recent efforts of the Korean government to promote IPTV service development by supporting the introduction of public services using IPTV technologies.

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