Title: | 世界を席巻する サブスクリプションビジネス part2 |
Updated: | 2019/05/20 |
Category: | 市場分析 コンテンツメディア分野 |
Areas: | 世界 |
世界を席巻する サブスクリプションビジネス part2
本レポートでは4つの観点から、サブスク市場を継続調査
① 成功しているサブスクの傾向分析
・モノのサブスクの場合、商材が多く選ぶ手間がかかる領域ならば、データ活用とキュレーションによって「選択の手間や時間をかけずに良いものを提供」している。
・コトのサブスクにおいてはやはりオンライン/デジタル系に成功が集中。中でも新たな成功領域は「オンライン」かつ「実利的」なコト。
② 成功事例における取り組み
・データ活用でユーザの体験価値向上
洋服の米StitchFix、ブランドバッグのラクサス、食材のオイシックス等。
・持続性のある収益構造の設計
サブスクに合った持続性のある収益構造。洋服のメチャカリ、健康相談のドクターズミー等。
・サブスクのバンドル(提携)
異なるサブスク同士のバンドルで付加価値向上、解約率低下を狙う。米NYT、Spotify、Hulu等。
③ サブスクの撤退事例や苦戦事例
・車サブスクでは、米GMが撤退しBMWが値下げ、集客での苦戦が伺える。洋服サブスクでもアオキのスーツサブスクやZOZOがターゲットユーザを取り込めず終了。映画館やコーヒーも値付けで苦戦。
④ サブスクに関するユーザアンケート結果
・総じて、女性の方が男性よりもサブスクサービスの利用意向は高い。
・ライフステージに応じてサブスクサービスの利用意向も変化。
今後のサブスクビジネスに必要な観点を整理
・サブスクはサービスによって提供価値が異なる。モノのサブスクで、生活必需度が高く、商材が多く選ぶ手間がかかる領域ならば、キュレーションによる「選択の手間解消」という価値提供がある。
・サブスクはユーザの体験価値を高めるための有効な手段。データ活用はそのコアになりうる。
・ライフステージに合わせたサブスクバンドルなどが今後有効になり得る。