アメリカで車を買うのは難しいようで簡単だ

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アメリカで車を買うのは難しいようだが簡単だ、とつくづく思った。

今までリースで使っていた車がもうじきリース期間満了になるので、新車に買い換えることにし、近所のディーラーに行ってみた。

どうせ1度では決まらないだろう。複数のディーラーに何回か足を運ぶ覚悟をした。リースが切れるのは7月1日だから、これから週末を利用して、3-4回足を運んで決めればいい、という程度の腹づもりだった。

店内は閑散としていた。他に客はいない。スタッフは2-3人いたが打ち合わせ中のようだった。特別なセールをしている雰囲気はない。

展示してあった車を見ていたら、スタッフの1人が寄ってきた。

「車をお探しですか?」

「リースが切れるので新しい車に買い換えたい」

「ご希望の車種などは?」

「今までCamryに乗っていたので、やっぱりCamryがいいかな」

「ではこちらへどうぞ」

広い屋外駐車場の、Camryばかりがずらりと並んでいる一角に案内された。ここから好きなのを選べという。試乗もできるというが、乗り心地などは今まで乗っていたのとそう変わらないだろうから、運転はせず外観と内装を見るだけにした。

実を言うと、車にはあまりこだわりはない。色以外はどれも同じように見える。色だって乗ってしまえば関係ない。それなら少しでも安いほうがいい。

白のLEが一番安いというので、とりあえずそれでリース料がいくらになるかを調べてもらうことにした。

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そのお店のwebサイトでは白のLEが、5年リースで4,658ドルの頭金で月342ドルの支払いとなっていた。

実際のリース料は個人によって違う。個人のクレジットスコア(信用度を示す点数)などを考慮して算定される。

リース料を調べてもらうには、クレジット承認申込書なる書類に記入しないといけない。結構多数の項目があるが、全部埋める必要はない、必須項目として、住所、氏名、ソーシャルセキュリティ番号、職業などいくつか印を入れてくれた。

その中に、同居でない親族1人と友人か親戚2人の連絡先を書く欄があった。氏名、住所、電話番号が必須項目になっていたが、すぐに書ける人がいない。どうしても書かないといけないのかと聞くと、いけないと言う。

世の中には同居でない親族がいない人もいるだろうに。友人や親戚もいない人だっているだろうに。そういう人はリースが申し込めないということか。

スマホに登録している連絡先に誰か入っていないかしばらく探してみたが何も出てこないので諦めた。家に帰れば連絡先が載っている手帳があるので、それで調べることにし、一旦帰って出直してくると伝えた。

するとそのスタッフは、連絡先なしでもできるかどうかマネージャに聞いてみると言って、奥へ下がって行った。

しばらく待たされて、スタッフが戻ってきた。連絡先なしでもできたと言って、リース料の見積額を教えてくれた。

3年リースで頭金が2,000ドルなら月290ドル、頭金が3,000ドルなら月260ドル程度という見積りだった。

今まで乗っていたCamry LEのリース料は月87ドル、アラームやワランティ(傷などに対する保証)などを入れて月145ドルだったので、それと同じくらいを考えていたと伝えた。

「月87ドル」にはスタッフが驚いていた。確かにこれは格安だった。独立記念日の特別セールだったが、後にも先にもこんな値段は見たことがなかった。ただし2年リースで頭金が5,000ドルという条件付だったが、これは伏せておいた。

もうメモリアルデーセールも終わってしまい、今はディスカウントが難しいという。

6月末近くになれば独立記念日セールがあるだろうから、それまで待とうかなと伝えると、希望のリース料を書いてくれ、と言って紙を渡された。

「頭金2,000ドルで月189ドル」と書いて渡した。マネージャに聞いてみると言って、また奥へ下がって行った。

しばらく待たされて、今度はスタッフがマネージャとともにやってきた。特別なディスカウントだと言って、月192ドルを提示された。ただし頭金が3,116ドルだと言う。ワランティなどは含まれていない。これがベストプライスかと聞くと、そうだと言う。

頭金が1,116ドル高いということは、月々に直せば31ドル。頭金2,000ドルで月220ドル相当か。これにまたワランティなどを加えると、結局300ドル前後になってしまうだろう。

こちらの希望を再度伝えた。「頭金2,000ドルで月189ドル。これにはワランティなどすべての諸費用が込みであることを期待する」と。最初に紙で書いたときにはワランティなどには触れていなかったが、今回これを付け加えた。

それは不可能だ、とマネージャが首を横に振る。

では、もう少し検討させてもらう、と帰ろうとすると、今までの車は下取りに出すのか、とマネージャが聞く。これもリースなので新車を買ったときに返却すると答えたら、その車の状態によってはもう少し調整できるかもしれないと言う。もう少し待つことにした。

またしばらくして、スタッフが戻ってきた。「頭金2,oooドルで月188ドル、ワランティ込み」でいいと言う。何とこちらの要求をすべてのんだ上で、それよりも1ドル安いではないか。

言えば何とかなるものだなあ。要求が低すぎたか。