スマートロックで不可思議な体験(その4)

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新しいスマートロックを試しに使ってみようと思い、Walmartのオンラインショップで注文したら、配達のトラブルで不可思議な体験をした件の続編。

FedExの記録では「配達済み」になっていたが、実際には配達されなかったので、Walmartを通じて販売元に文句を言い、販売元からメーカーに、メーカーからFedExに文句を言うという、俗に言う「たらい回し」を経て、やっと再送してもらえることになった。長い道のりだった。

再送品の配達予定日に荷物が届いた。これでやっと一件落着、と思われたが、まだ終わりではなかった。届いた品物が注文したものとは違っていた。

間違って届いた取っ手付きのタイプ(Walmartの販売サイトより)

注文したのは取っ手のないタイプだったが、届いたのは取っ手付きのタイプ。Walmartでは269ドルと、取っ手のないタイプより20ドル高いので、これが使えるものなら20ドル安く買えたと喜ぶべきところだったが、残念ながら使えない。

もうスマートロックを使う気が失せた。販売元に文句を言い、返品するので全額返金してほしいと伝えた。その翌日、販売元から返事が来た。「発送担当に確認したところ、違うものを発送したことがわかった、申し訳ない」と、素直に間違いを認めて謝っていた。アメリカでは珍しい。「正しい品物を送ってほしいか」と聞くので、「いらない」と答えた。

返品はFedExが翌日回収しに来るので、箱に入れたまま玄関前に置いておくようにと指示があった。FedExが取りに来るのは朝の8時から夜の8時までの間。その間、玄関前に放置して、誰かが持って行ってしまったらどうなるのか。

そもそもこの不可思議な体験は注文した荷物が届かなかったことから始まった。調査の末、住所が違っていたことがわかったが、たとえ住所が正しかったとしても、玄関前に放置されていたはずなので、誰かが持って行ってしまうことは十分にある。

また、悪賢い人なら、届いていても「届いていなかった」と言い張るかもしれない。確かに受け取ったという証拠がないので、再送してもらえる可能性は十分にある。こんな抜け穴だらけの宅配システムでいいのだろうか。

そういうわけで、最後までこのスマートロックは使えなかったという話。これはもう、このスマートロックを使わせまいとする何らかの力が働いているとしか思えない、不可思議な体験だった。