iPhone Xは売れているのかいないのか

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このところiPhone Xの売れ行きに関して、悲観的な情報と楽観的な情報が交錯している。

Appleのホームページより

悲観的な情報としては、1月末頃、Appleが1-3月期のiPhone Xの生産台数目標を4,000万台から2,000万台に半減するとの情報が出回った。iPhone Xの販売不振が原因だとしている。最初、日経が報じたのを受けて、WSJが追加情報を付加して報じた。

次いで楽観的な情報として、2月1日、Appleは2017年10-12月期の決算を発表した。売上も1株あたりの利益も過去最高という好決算で、iPhoneは7,732万台を販売した。

なお、AppleはiPhoneの販売数について機種別の内訳は示していないので、iPhone Xの正確な数は不明だが、調査会社のCanalysは2,900万台と予想している。

Appleが発表したiPhoneの販売台数に対し、当初、市場には失望感が漂った。アナリスト予想の8,020万台に届かなかったからだ。前年同期(7,829万台)と比べてもやや減少となった。

ところが、iPhoneの売上は615.8億ドルで、前年同期(543.8億ドル)よりも増加していた、販売台数は前年同期よりも1%減少したのに、売上は13%も増加した。つまり平均の販売価格が上昇したということだ。これはiPhone Xが貢献した可能性がある。

さらに、2017年10-12月期は期間が13週間と、前年同期(14週間)よりも1週間短いことが判明した。期間が1週間短いのに販売台数が1%減で済んだということは、もし期間が同じだったら販売数は前年同期よりも増加していたのではないか。単純に伸ばして計算してみても、13週で7,732万台ということは、14週では8,327万台となる。

Apple自身も、決算発表の中で、「iPhone Xは社内の予想を上回る好結果で、11月に販売開始してから毎週販売数でトップを飾っている」と述べている。やはりiPhone Xは売れているのではないか。

じゃあ、あの日経とWSJの情報は何だったのかということになるが、Apple Insiderによれば、これはどうやら「フェイクニュース」に近い情報だったようだ。

やはりiPhone Xは売れている、と思っていたら、またまた悲観的な情報が出てきた。9to5Macによれば、Goldman Sachsのアナリストが、2月7日、Appleの投資判断を「中立」にして株価目標を161ドルと、前日終値よりやや下げた。iPhone Xの需要が依然として弱いことから、「スーパーサイクル」はないとコメントしたとのことだ。

いったいiPhone Xは売れているのかいないのか。