仮想通貨の盗難でAT&Tが訴えられた

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仮想通貨の盗難に遭った投資家がAT&Tを訴えた。

CNBCによれば、訴えたのはカリフォルニア在住のMichael Terpin氏。同氏はデジタルトークンを盗まれて2,400万ドル相当の仮想通貨を失った。

デジタルトークンが盗まれたのは同氏のケータイがハッキングされて、成りすましによりアカウントがハッキングされたことによる。

よって、この損失の原因はケータイがハッキングされたことであり、その責任はAT&Tにあると主張して、その損失額の2,400万ドルと懲罰的損害賠償として2億ドルの、合計2億2,400万ドルの損害賠償をAT&Tに求めた。

ケータイのハッキングの陰にはAT&Tの内部にハッカーの協力者がいるとも主張している。

同氏の主張によるハッカーが使った手口は、CNBCによれば、「SIMスワッピング」と呼ばれるよく知られている手口だそうだ。

アカウントのパスワードを忘れた場合、本人確認の手段として登録しているケータイに暗証番号をテキストで送り、その暗証番号を入力させるというものがある。

そのテキストを受け取るケータイが、「SIMスワッピング」という方法で不正に乗っ取られたものだった、ということになる。

AT&Tは同氏の主張に反論しており、裁判で徹底的に争う姿勢を示している。このような犯罪において通信事業者の責任がどの程度問われるのかが興味深い。

それにしても、実際の損害額の10倍近い金額を「懲罰的損害賠償」として請求するというのは驚きだ。