AT&Tが新TVサービスの商標登録を申請したが


AT&Tが新しいTVストリーミングサービスの名称の商標登録を申請したが、これにはThe Vergeが異を唱えている。

AT&Tは現在、衛星TVサービスの「DirecTV」、光ファイバと電話加入者線を併用するIPTVの「U-verse」,OTTストリーミングサービスの「DirecTV Now」と「WartchTV」、Time Warnerの買収によりAT&Tの傘下になったHBOのストリーミングサービス「HBO Now」といった多くのTVサービスを持っている。

それでも満足できないようで、今年後半にはもう1つの新しいTVストリーミングサービスを開始することを計画している。新サービスの名称はまだ決まっていないが、昨年12月に候補の名称の商標登録を申請した。

AT&Tが申請した新サービスの名称は「Verge TV」というもの。The VergeというIT系情報サイトが既にあるので、極めて紛らわしい名称だ。

これに対し、The Vergeは「とても素晴らしい名前だ」と讃えながらも、この名前は同社が既に商標登録して、YouTubeチャンネルでも実際に使っているので、残念ながらこれは使えないと水を差した。

AT&Tはこの名前が使えるものと思っているようだが、使わせるつもりはないとしている。いくらみんなに愛され、信頼されている名前だからといって、AT&Tが使ってよいことにはならないとも述べている。

代案として、「Go90」を試してみてはどうか、この名前はたしか使えると聞いている、と提案している。

他にまだ新しい名前はいくらでもあるだろうに。